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【見通し】NY為替見通し=ドル円、底堅いも150円近辺での重い地合い続く

ドル円は東京タイムで株安に伴ったリスクオフの円買いが散見されたことで下押しする場面もあったが、149.32円を安値に下げ渋り、米長期金利の上昇も支えに149円半ばで底堅い動きとなっている。

 ドル円は先週前半こそ米連邦準備理事会(FRB)高官らの発言を受けた米長期金利の低下に伴いやや売りが強まるも、9月米消費者物価指数(CPI)の結果を受けてドル買い・円売りを再開した。引き続き日本当局の円買い介入警戒感でドル円は節目の150円近辺での重い地合いは変わっておらず、米長期金利の上昇VS円買い介入警戒感の構図は変わっていない。市場ではまだFRBが年内にあと1回利上げを実施するとの見方は4割程度で、長期間で金利の高い水準を維持するとの警戒感が強く、当面はドルの底堅い動きが続きそうだ。

 NYタイムで発表予定の米経済指標は10月ニューヨーク連銀製造業景気指数や9月月次財政収支程度で、ドル相場の大きな動意につながる可能性は低く、ドル円は米株・米金利動向を眺めながらの動きとなるも「底堅さを維持する一方で、149円後半で伸び悩む」相場展開が続く可能性は高いか。また、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の講演が予定されているが、同総裁は13日に金利を現水準で維持できる段階に来ているとの確信があると述べ、物価上昇圧力が弱まりつつある中、FRBは利上げを終了する可能性が高いとの考えを示した。中東情勢の動向には引き続き注目が必要も、地政学リスクへの懸念が強まるとしても、リスクオフ局面では円買いだけではなくドル買いにも傾きやすく、ドル円の動きには影響が限られそうだ。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは12・13日の高値149.83円や3日につけた年初来高値150.16円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは21日移動平均線の148.88円や11日の安値148.43円。

(金)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ