FXトレードにおけるアウトプットの大切さ
動画配信期間
2023/2/14
動画内コメント書き起こし
宇栄原:情報を収集することは学ぶところにもつながると思うんですが、その中でこの「アウトプットの場を設ける」とありますが…
戸田氏:アウトプットの場を設けることが一番コツだと思います。集めるだけだと目的はそこにないので適当になっちゃうと思うんですよね。アウトプットして いろんな人に見てもらう機会が今ありがたいことにSNSがあるじゃないですか。逆に発信として使った方がいいと思います。自分が調べたことをアウトプットしてみんながどう反応するか見てみる。それがすごい成長を加速させる。「ドル円のデータはどこから持ってこよう?」とか「このニュースは誰の情報だっけ?」 とか調べるので一番の上達の秘訣かなとは思いますね。
宇栄原:今は戸田さんはいろいろな場で活躍されているのでアウトプットの場があると思うのですが、ディーラーの時はアウトプットの場はありましたか?
戸田氏:先輩ディーラーから詰められるみたいな感じでありましたけど…
宇栄原:どういうことですか?
戸田氏:「お前ドル円どう思うんだよ」と聞かれるので「はい…上だと思います…」と
宇栄原:答えられなかったらどうなるのですか?
戸田氏:ダメな奴という烙印を押されるというただそれだけです
宇栄原:すごいプレッシャーかかりそうですね毎日
戸田氏:夜とかも仕事で入ってる時にプロダクト名も何もないのにどうなんだ?とか聞かれましたけど(笑)それでもたぶん何か 究極的にはマーケットの今注目が集まっているプロダクトとかも極論言うとあるとは思う。株に注目が集まっているとかドル円に注目が集まっているとか、そういうところにも敏感になれますよね。自分の意見を持っておくとね。
宇栄原:一般のトレーダーの方は、そういう(アウトプットの)場がない方もいると思うのでやっぱりトレード日誌は大切ですね。
戸田氏:トレード日誌もできたらチャートの動きから何かを察するというのではなくて、チャートの動きももちろん押さえておいて欲しいのですが、それに加えて「なんで上がったのか」「なんで下がったのか」というのをチャートとテクニカル以外で述べてほしい。テクニカルとチャートの便利なところは何でもそれで説明できる。それゆえに本当に動いた理由をおざなりにしてしまう。なのでチャートとかテクニカルではなくて、「なんでドルが買われたのか」「なんでドルが売られたのか」調べてトレード日誌に書いてほしい。
宇栄原:私もテクニカルを専門にやっていますが、「今なんで上昇してるのか?」と聞かれたらチャートパターンとか移動平均線とかなんでも後付けができちゃう。ただ、その「後付け」をしちゃうことでその結果ダマシにあってしまうとかそういうことに繋がることが多くなる。
戸田氏:騙してるのか騙されてるのかすらもわからない(笑)チャートは事後的にできるものなので、何かがあってチャートが動く。因果関係でいうと後なんですよね。原因はほかにあるはずなので、そこを見るというのが大事かなと思います。
宇栄原:戸田さんは今もトレード日誌を書いてますか?
戸田氏:トレード日誌という訳ではないですが、日曜日に毎週レポート発行していて、それが自分の振り返りも兼ねてやってる感じですね。
概要
元大手邦銀ディーラーとして様々な経験をしてきた戸田裕大氏と外為どっとコム総研の宇栄原研究員が「負けないFXトレーダーを育てる」をコンセプトにFXトレードの実力アップに役立つ情報をお伝えします。
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代表を務めるトレジャリー・パートナーズでは専門家の知見と、テクノロジーを活用して金融マーケットの見通しを提供。その相場観を頼る企業や投資家も多い。 三井住友銀行では10年間外国為替業務を担当する中で、ボードディーラーとして数十億ドル/日の取引を執行すると共に、日本と中国にて計750社の為替リスク管理に対する支援を実施。著書に『米中金融戦争─香港情勢と通貨覇権争いの行方』(扶桑社/ 2020 年)『ウクライナ侵攻後の世界経済─インフレと金融マーケットの行方』(扶桑社/ 2022年)。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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