読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧

FX「米中緊張も年初来で通貨2位の強さ。各種PMIは堅調」人民元見通し

f:id:okinawa-support:20190828090212p:plain

 

総括

FX「米中緊張も年初来で通貨2位の強さ。各種PMIは堅調」人民元見通し

(通貨2位、株価14位)

予想レンジ 人民元/円19.0-19.5

(ポイント)
*人民元年初来2位の強さ
*対米関係緊張、気球と半導体問題
*習主席が中国式現代化論を総括した
*来週は消費者物価の発表
*対豪関係は改善
*IMFが23年成長見通し上方修正
*政府版PMIは大幅改善
*景気回復を見越して人民元や株が買われている
*マッカ―シー下院議長は台湾訪問か
*最優遇貸出金利を据え置き
*ラガルドECB総裁は中国の景気回復でのインフレを懸念
*人民元はバスケット制度を採用しているので大きな動きは抑制される
*対露貿易は拡大

(米中摩擦、気球と半導体)
またもや米中関係にトラブルが発生。今週はブリンケン米国務長官が中国を訪問し習国家主席との会談が予定されていたが米国上空で中国の偵察気球が発見されたことを踏まえ、中国訪問が延期された。さらに米国はその気球を撃墜し中国側からの反発を招いている。また米国による半導体などの対中輸出規制問題も中国側からWTOへ提訴していることもあり、米中関係の緊張は続く。それでも2022年の米中貿易額は過去最高となっているので、もう切り離すことは出来ない関係であることも事実だ。

(人民元は上位で推移)
 ゼロコロナ規制緩和後の1月の製造業・サービス業PMIは軒並み改善している。さらにはIMFが2023 年の中国の経済成長予測を5.2%に引き上げ、10月の予測から 0.8% ポイント引き上げた。IMFは、世界は中国経済の急速な回復を目の当たりにしているという報告書を発表した。人民元の強さはここにあるが、米中緊張がその流れを止める想定もしておきたい。
 ただ習国家主席や李首相は、ロシアの孤立化とは正反対に、常に経済の対外開放を謳っている。

(来週は1月消費者物価の発表)
 来週は1月消費者物価と生産者物価の発表がある。消費者物価は前年比で2.1%上昇の予想、生産者物価は0.5%低下の予想で物価は極めて落ち着いている。

(中国式現代化)
習総書記は「中国式現代化は各国の現代化における共通の特徴を備えると同時に、それ以上に自国の国情に基づく鮮明な特色を備えるものだ。中国式現代化が人口規模の巨大な現代化であり、人民全体が共同富裕を実現する現代化であり、物質文明と精神文明の足並みがそろった現代化であり、人と自然が調和ある共生をする現代化であり、平和的発展の道を歩む現代化であるという5つの中国の特色を明確に総括する」と述べた。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン2σ上限から反落

日足、 ボリバン2σ上限まで上伸し反落。雲中。2月7日-8日の下降ラインは上抜く。2月6日-7日の下降ラインが上値抵抗。2月3日-8日の上昇ラインがサポート。5日線上向き、20日線下向き。
 週足、雲中での推移続く。1月16日週-30日週の上昇ラインがサポート。1月2日週-9日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、1月は陽線。11月-12月の下降ラインを上抜く。10月-11月の下降ラインが上値抵抗。21年9月-23年1月の上昇ラインがサポート。
年足、3年連続陽線。23年も陽線スタート。ただ22年は上ヒゲが長い。20年-21年の上昇ラインがサポート。



チーファンラマ

豪のGDPが拡大、豪中関係改善で

ANZ銀行は、中国人学生や観光客の増加、産業活動の回復が豪の経済成長を牽引すると述べた。中国政府が国境を越えた遠隔コースで取得した卒業証書をもはや認めないと発表した後、約5万人の中国人学生が今月後半に豪に戻って学習する可能性がある。中国の学生が豪に戻ることが非常に重要であると分析している。これらの学生は、食糧と住宅の問題を解決する必要があり、かれらの「生活費」は教育輸出の57%を占め、残りは授業料。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。