目次
▼ドル/円の見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円の見通し
本日は要点をまとめて短縮編でお伝えしていきます。まずは、ドル円の日足をご覧ください。今のドル円ですが、下げ一服で上昇に転換する可能性が出てきました。先週からお伝えしてきた、日足ベースでの下降チャネルをついに上抜けてきました。
また、チャネルに加えて20日移動平均線を上抜けたほか、ゴールデンクロスが出現したことや、チャート上でWボトム形成でネックラインを上抜けており、これらを踏まえてさらに上昇する可能性が出てきました。
要因となった材料は、先週金曜日の米雇用統計、そしてISM非製造業景況指数です。これらがいずれも予想を大幅に上回る結果となったことで、ドル/円は大きく上昇しています。
また、本日の始値は、先週の終値からかなり大きく窓を開けて上のほうでオープンしています。どれぐらい開けたかっていうと、まあ1円以上窓を開けています。要因となったのは、今朝一部メディアが「政府は次期日銀総裁として雨宮副総裁に就任を打診した」と報じたことです。これだけ窓を開けてオープンしています。しかし、政府はこの日銀総裁人事については何も聞いていないと発言したことで、やや上値が重いですけども、夕方~明日にかけてこの人事に関する報道があれば、大きく動く可能性がありますので今日特に欧米市場にかけて、関連報道には注意しながら相場を見ていきましょう。
また、この時は日銀の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を発表した後に131.50円台まで上昇しており、本日現時点ではその付近がいったんサポートになっています。したがって、この水準を下値支持にして耐えられるかが、足元の注目点になります。
もし下抜けた場合、この131円ちょうど付近で押し目を狙えるのか、それとも続落して前回のこのレンジ内に戻ってくるのかが、ポイントになってきます。基本的な押し目を狙える可能性があると見ており、131.50円や131円ちょうど付近で反発するならば押し目買いのポイントになると見ています。
ドル/円の予想 まとめ
下降チャネルを上抜けたことなどから、上昇トレンドに入った可能性があります。したがって、売買戦術としては、131.50円や131.00円といった水準で反発するところがあれば押し目買いの目処になるでしょう。
ドル/円見通し動画
番組紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間:2023/2/6~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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