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FX「人民元堅調。IMFが成長見通し上方修正。製造業PMIは」人民元見通し

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総括

FX「人民元堅調。IMFが成長見通し上方修正。製造業PMIは」人民元見通し

(通貨3位、株価11位)

予想レンジ 人民元/円 18.9-19.4

(ポイント)
*1月は人民元は3位、ハンセン指数も3位、上海総合指数は11位
*IMFが23年成長見通し上方修正
*人民元上昇でBYDが為替デリバティブ開始
*政府版PMIは大幅改善
*中国へのデカップリングに対し、中国側が反論
*日本へのビザ発給を再開
*景気回復を見越して人民元買いや株が買われている
*米中の外交交渉は続く
*マッカ―シー下院議長は台湾訪問か
*最優遇貸出金利を据え置き
*ラガルドECB総裁は中国の景気回復でのインフレを懸念
*イエレン財務長官と中国副首相が会談
*豪中外相会談が開催され関係改善
*人民元はバスケット制度を採用しているので大きな動きは抑制される
*対露貿易は拡大

(1月は人民元は3位、ハンセン指数も3位、上海総合指数は11位)
 1月は人民元は12通貨中3位、株式では香港ハンセン指数が10.42%高と20市場で3位となった。上海総合指数は11位(日経平均は13位)ゼロコロナ政策緩和で景気回復を前倒しした買いだ。

(さて実際の経済指標は)
 今週、発表されている1月の各種PMIは政府版がすこぶる強い。財新製造業PMIは小幅改善。2月3日には財新サービス業PMIの発表がある。

財新製造業PMI49.2 前回49 予想 49.5
政府版製造業PMI  50.1 前回47 予想49.7 
政府版非製造業PMI 54.4 前回41.6 予想45.3
政府版 総合 52.9  前回42.6 予想46

(IMFは中国の成長見通しを上方修正)
IMFは2023 年の中国の経済成長予測を5.2%に引き上げ、10月の予測から 0.8% ポイント引き上げた。IMFは、世界は中国経済の急速な回復を目の当たりにしているという報告書を発表した。

(BYDが為替デリバティブ開始か)
人民元が急激に上昇する中、BYD は最大 43 億ドルの外国為替デリバティブ取引を行う予定。人民元は昨年、米ドルに対して上昇し、海外で事業を展開する中国企業に圧力をかけている。 BYDは、43 億ドルまたは他の外貨で同等の額を限度として外国為替デリバティブ取引を行うと述べた。

(中国へのデカップリングに対し、中国側の反論)
 さて、中国をデカップリングする政策が米国中心に始動している。中国側の反論が出ている。中国との「デカップリング・サプライチェーン寸断」がうまくいかないのは、莫大なコストがかかるためだ。これは米国の同盟国を含む多くの国の共通認識となりつつある。 独シンクタンクのIFO経済研究所は、米国の圧力によりEU企業が中国と「デカップリング」した場合、ドイツと中国の貿易額が急激に減少すると試算した。最悪の場合にはドイツのGDPが0.81%減少し、この規模は英国のEU離脱時の6倍に相当し、経済の減速や大量の失業につながる可能性があるという。日経新聞の試算によると、中国との「デカップリング」は日本にとって年間53兆円の損失となり、日本のGDPの10%が「蒸発する」ことになる。
 盲目的な反中国は、他者だけでなく自分も傷つけるためうまくいかない。米国では対中政策の理性的な調整を求める声が増え始めている。

テクニカル分析(人民元/円)

雲に抵抗され上昇一服

日足、雲に抵抗され上昇一服。1月26日-2月1日の下降ラインが上値抵抗。1月26日-2月1日の上昇ラインがサポート。5日線上向き、20日線下向き。
 週足、雲中での推移続く。1月16日週-23日週の上昇ラインがサポート。1月9日週-23日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、23年は陽線スタート。11月-12月の下降ラインを上抜く。10月-11月の下降ラインが上値抵抗。21年9月-23年1月の上昇ラインがサポート。
年足、3年連続陽線。23年も陽線スタート。ただ22年は上ヒゲが長い。20年-21年の上昇ラインがサポート。

チーファンラマ

習主席=消費拡大へ長期メカニズム確立、投資も改善へ

 習近平国家主席は、消費者が安定した収入で「不安なく」物を買えるよう、消費拡大に向けた長期的メカニズムを確立すると表明した。内需拡大に向けた戦略的計画のポイントを断固として実行に移す必要があると述べた。
習主席は投資のメカニズムを改善する方針も表明。効果的な投資の場を増やし、新しいインフラ建設を適切に進め、ハイテク産業と戦略的な新興産業の投資を拡大するとした。民間投資を引き続き促す方針も示した(China daily 、ロイター)

情報提供元:FX湘南投資グループ
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