FX/為替「ここで為替相場の流れが変わる！？FXトレーダーなら知っておきたい『時間分析』とは」まんが！週刊FX 2023年1月19日号

と～っても忙しい人に、まんがでお届けするＦＸ。
今回おさえておきたいネタはこれだ！

制作・編集：外為どっとコム総合研究所

目次

相場のターニングポイントが分かる！？一目均衡表の時間分析とは
トレンド転換の目安になる？基本数値と対等数値

相場のターニングポイントが分かる！？一目均衡表の時間分析とは

やっほー、ベレーちゃん！今日もFX取引に役立つ情報を学びに来ました

キャンドルちゃん、2023年もやる気満々なのだ。今日は何を学ぶのだ？

過去に一目均衡表について教えてもらったでしょ。調べていると一目均衡表の特徴は、ほかにはない「時間分析」ってことなんだけど、取引する上でどのように考えたらいいのか教えてください！

わかったのだ。一目均衡表の考案者である一目山人さん（＝細田悟一氏）は「時間は相場に影響を及ぼし、相場は時間に支配される」と言っていて、時間を最も重要視しているのだ。今回は、「時間分析」について基本的な考え方を紹介するのだ

よろしくお願いします。
それで、時間を分析することで何がわかってくるの？

それは、相場のターニングポイントなのだ

ターニングポイント？

ターニングポイントは、為替相場の上がり下がりが変わるポイントということなのだ。前回説明した、「雲のねじれ」の位置が変化日になる可能性があるというのも時間分析の一つなのだ

つまり、為替相場の転換がいつなのか予測が出来るってことですね。あと、雲のねじれは、雲を作る「先行スパン1と先行スパン2」がクロスしたポイントでしたね

トレンド転換の目安になる？基本数値と対等数値

よく覚えているのだ。このように相場の動きが変化するタイミングを予測できると取引にも役立てることができるのだ。
今回、説明する時間分析は「基本数値」と「対等（たいとう）数値」なのだ

基本と対等ですか。それはどのように分析するのでしょうか？

上昇相場が下落相場に転じるなど価格の変動は基本数値などの期間のサイクル内で起こることが多いと言われているのだ。また対等数値は過去に相場が転換（変化）した日と、そこにかかった時間は次の変化の目安になるという考えなのだ

もうすこし、具体的に説明をお願いします

まず、基本数値についてみてみるのだ。基本数値には転換点を予測するのに最も大事な「10個」の数値があるのだ

この基本数値の期間で相場転換するかもしれないと考えるのだ。例えば、8日間上昇していたとするでしょ。9日目は単純基本数値の9にあたるから、ここでもしかしたら上昇ストップかなとトレンドの転換のタイミングを推測できるのだ。もちろん、ぴったりの期間ではなくて、転換のタイミングが前後することもあるから注意なのだ

なるほど。つまり、何月何日に相場が変化するってわかるってことですね

そんな単純ではないから、相場が上昇から下落に変わる日、または下落から上昇に変わる日を見つけるための補足として考えるのだ～

はい、サイクルがわかるなら、何日後に安値つけて、そのあと上昇に転じたら買おうかな等と判断するための一つの材料として考えます

そういうことなのだ。ちなみに、基本数値の中で特に重要な数値は9，17，26の3つでこれらを単純基本数値というのだ～

わかりました。次は、「対等数値」について教えてください

対等数値は、基本数値とは異なり、過去に相場が変化した日と、変化するまでにかかった時間が、次に相場が変化する日の目安になるという考え方なのだ

ということは、安値から高値まで10日なら次の高値から安値までも10日になりやすいってこと？

そうなのだ。全くぴったりの期間はめずらしいけど、同じくらいの期間で転換点が現れたりするのだ。以下のチャートを見ると、高値から高値まで「39」の期間となり、次の高値までは「40」と対等の期間になっているのだ

本当に対等の期間で相場が転換してますね。基本数値と対等数値は考え方が同じようですがどっちが重要なんでしょうか

どっちも重要なのだ。相場を分析している中で、基本数値、対等数値に該当する局面があれば、新たな動きになる可能性があると考えるのだ

なるほどです。時間分析することで相場の転換点などを予測できるっていうのはすごいと思います。あと、チャートは月足、日足、60分足、5分足といろんな期間がありますが、やっぱり日足で見たほうがいいのでしょうか？

特にどの期間がいいということはないけど、1分5分といった短い期間だと急いで分析をしないといけなくなるので、最初は、日足など長い期間でやってみるといいのだ

たしかにそうですね！

時間分析をして転換点等を予測する準備ができれば、取引のエントリーポイントや利益確定ポイントを決める際に役立つのだ。
ただ、時間分析は確実なものではないからそれだけで判断することのないよう注意が必要なのだ。一目均衡表などのテクニカル指標も使って複数の根拠をもって判断することが大切であることを意識するのだ

そうですよね。今後、時間分析も意識してやってみます。ベレーちゃんありがとうございました！

 

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