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ドル/円:下値を模索する動きが継続。129.50超えで終えれば下値リスクがやや後退。

ドル/円:下値を模索する動きが継続。129.50超えで終えれば下値リスクがやや後退。

日足は2手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げている。2手前の大陰線が新たな下げトレンド入りしており、値ごろ感からのドル買いは控える必要があるが、昨年3月の基点114.65から10月に付けた大天井151.95との61.8%戻しの水準が128.90近辺となる。現状はこれをすり抜けた格好だが、127~128円台には本来強い下値抵抗が散在しており、一旦すり抜けても押し戻される傾向が強いポイントであることから、このレベルでの売りは慎重に臨む必要がありそうだ。126円も割り込んだ場合は124~125円まで下値余地が拡がり易くなるが、長期的な下値抵抗ポイントに当たることからこのレベルが今回のドル下げのターゲットと見ている。これをオーバーシュートした場合でも122~123円までが限度となろう。また、129.50超えで終えた場合は、先週末に付けた127.46で一旦底打ちした可能性が高くなる。さらに132円台を回復して引ければ短期トレンドが“ドル強気”に変化して上値余地が拡がり易くなるが、ここまでの戻しはまだ無理があろう。日足の上値抵抗は128.50-60,129.20-30,130.00-10,130.70-80に、下値抵抗は127.50-60,126.80-90,125.90-00,125.30-40,124.60-70にある。21日、120日、200日移動平均線は132.45,139.66,136.64に位置しており、短・中期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 一方週足を見ると、続伸に繋げられずに値幅の大きい陰線引けとなった。トレンドが非常に弱い状態にあるので、強い下値抵抗もすり抜ける可能性があるが、中期的な下値抵抗ゾーンに入っていることから、売りは利食いを小まめに入れる方針で。但し、週足ベースで見た下値抵抗が127.10-20、126.20-30にあるが、全て下抜けて越週した場合は124.30~125.00ゾーンの一段と強い抵抗をトライする動きへ。また、オーバーシュートした場合は122~123円までの下値リスクを見ておく必要がある。今週の週足ベースで見た上値抵抗は129.40-50,130.60-70,132.00-10に、下値抵抗は前述の127.10-20,126.20-30と125.00-10,124.30-40にある。129.50超えで日足が終えれば下値リスクがやや後退、週足も129.50超えで越週すれば、陽線で切り返すことになり、底打ち、反転の足掛かりとなる。この場合でも中期トレンドがまだ弱く、134円台に乗せて越週しない限り、下値リスクを残すことになる。31週、62週移動平均線は138.44と129.14に位置しており、この下に入り込んでおり中期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 今週の戦略は、ドル買いは今週いっぱい様子見か、124.60-70の押し目があれば買い狙い。損切りは124.10で浅めに撤退。ドル売りは128.50-60で戻り売り。損切りは浅い場合で129.20,深い場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す129.60に置く必要がある。 上値は、128.10-20,128.50-60,128.90-00,129.20-30にやや強い抵抗が出来ており、反発余地が限られる展開が予想されるが、129.50超えで終えれば13日の陰線の値幅を切り返した形となり、下値リスクが若干後退する。この場合は129.70-80,130.50-60,130.90-00,131.30-40,131.70-80,132.00-10にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。132.00超えで終えれば短期トレンドが“ドル強気”に変化して一段のドル上昇に繋がり易くなるが、この場合でも中期トレンドがまだ弱く、134円台を回復して越週するまでは下値リスクにも注意する必要がある。下値は、127.50-60,127.10-20,126.80-90,126.20-30に強い抵抗があるが、全て下抜けた場合は124~125円台にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。下値抵抗は125.50-60,125.00-10,124.60-70,124.30-40。押しは深い場合でもこの辺りが限度と見るが、オーバーシュートした場合は122~123円台まで見ておく必要がある。

ドル/円【日足】期間:2022/05/12~2023/01/13(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/11/29~2023/01/13(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロ弱気”。137円割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯。

日足は2手連続して大陰線が出ており、2手前の陰線が短期トレンドに変化を生じさせている。またこの前日の小陽線が日足の上値抵抗ポイントである142.80-90にぶつかっており、戻り天井を確認した可能性が点灯している。138.00-10,137.50-60,137.00-10に日足の下値抵抗があり、現状はこれを守った状態だが、137円割れで終えた場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、134~135円方向への一段の下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は139.00-10,139.90-00,140.40-50にある。140.50超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻して再度141~142円台の抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなるが、この場合でも146.00超えで越週するまでは“ユーロ強気”に変化せず、下値リスクを残すことになる。21日、120日、200日移動平均線は、141.14,142.06,140.71にあり、全てを下抜けた位置にあり、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに入っている。 一方直近の週足は、上ヒゲが長い陰線引けとなり、上値トライに失敗して押し戻された形となっている。現状は前週の安値(137.39)を下抜けてはいないが、上値トライに失敗した反動で下値リスクが高い状態にあることや、先週足が週足の上値抵抗ポイントであった143.10-20に届かずに反落しており、1/11に付けた142.86で戻り天井を確認した可能性が生じている。また、日足が137円割れで終えた場合は新たな下落リスクに要注意。今週の週足ベースで見た上値抵抗は139.90-00,140.50-60,141.10-20,142.70-80に、下値抵抗は137.30-40、136.10-20,135.00-10,134.10-20にある。31週移動平均線は141.40にあり、上値を抑え込んだ状態にある。62週線は136.86にあり下値抵抗として働いているが、日足が137円を維持出来ずに終えた場合はこれを下抜ける可能性が高くなる。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見としたい。売りは139.10-20で戻り売り。損切りは139.60で一旦撤退。これが付いた場合は139.90-00で再度戻り売り。この場合の損切りは短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻す140.60で撤退。 上値は、138.90-00,139.30-40,139.90-00,140.40-50に抵抗が出来ているが、全てクリアして140.50超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻して、141円超えトライの動きが強まり易くなる。この場合でも142.50超えで終えるまでは上値余地も拡がり難く、下値リスクにも引き続き注意する必要がある。また、146円超えで終えるまでは“ユーロ強気”に変化しない。下値は138.00-10,137.50-60,137.30-40,137.00-10に強い抵抗があるが、全て下抜けて終えた場合は、新たな下落リスクが生じて134~135円方向への一段の下落に繋がり易くなる。下値抵抗は、136.60-70,136.10-20,135.50-60,135.00-10,134.60-70,134.10-20。 (川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/06/28~2023/01/13(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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