いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
6月1日(火)ドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・6/1 米5月ISM製造業景況指数
・主要国株価、米長期金利
米5月ISMに注目
ドル/円は先月28日に110.20円付近まで上伸したが、その後は調整含みとなっており、本日の東京市場では109.33円前後まで下落する場面もあった。ただ、109.30円台には日足一目均衡表の転換線が通っており、この水準で下げ止まるようなら「秩序ある調整」と評価する事もできよう。調整が秩序的であれば、底入れ後に高値奪回に向かうのが自然な流れであり、それだけに本日の動きが重要となりそうだ。
そうした中で、本日発表される米5月ISM製造業景況指数の結果に注目したい。市場予想は60.9と、前月(60.7)から僅かに上昇する見込みとなっている。仮に、予想を上回れば米国景気の回復期待が再燃してドルを押し上げる事になろう。一方で、前々回(64.7)をピークに2カ月連続の低下となれば、米景気のピークアウト感も広がりかねずドルの重しとなる公算が大きい。ISM製造業景況指数は、米国景気に先行して動くとの見方が定着している経済指標だけに、その結果が足元のドルの方向性を左右しそうだ。
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