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対円では9か月連続上昇だが、最強通貨でない理由は

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総括

対円では9か月連続上昇だが、最強通貨でない理由は

予想レンジ 人民元/円 16.7-17.2  

(ポイント)
*対円では9か月連続上昇だが、最強通貨でない
*4月鉱工業生産、小売売上高は大幅増だが3月より伸びが鈍化
*今年は世界で唯一金利が低下
*人民元自由化の発言あり
*中国発言で仮想通貨さらに下落
*ペロシ米下院議長、北京五輪巡り「外交的ボイコット」呼び掛け
*4月の貿易で、輸出は前年比32.3%増、輸入は前年比43.1%増
*米中外交関係は悪化も両国の貿易取引は急増
*4月PPIの伸びは大きいが、CPIは落ち着いている
*人民元は通貨番付では5位、上海総合指数は14位
*4月の外国人の中国債保有は過去最高
*豪は一帯一路の契約を一部撤回
*中国の米国債保有残高は1.1兆ドル
*外貨準備高は世界一
*21年は8.4%の成長見通し
*経済は強いが株は弱い
*米英で一帯一路に対抗
*欧米はウイグル弾圧で対中制裁 中国は直ちにEUに報復
*経済問題でも政治問題でも外交で妥協しない
*中国の新型コロナによる死者は日本より少ない
*米国は対中関税を維持
*2020年の経常収支は3000億ドル、ドイツを抜き首位に
*コロナ禍でも20年は2.3%成長

(9か月連続上昇だが、最強通貨でない理由は)
月足では対円で9か月連続陽線。ただ年間順位では12通貨中5位であるのは、米ドルが大きなシェアーを占める通貨バスケット制を採用しているので、このところやや弱いドルに足を引っ張られているので、小刻みな上昇となっている。もし人民元が完全変動相場制になれば、プラザ合意以降の円のような急騰をみることになる。高度成長で膨大な貿易黒字、海外からの中国国債資金流入増加があるからだ。ただプラザ合意以降の円の急騰で日本が多くの問題を抱えたこともあり、為替相場の自由化には慎重な姿勢を取り続ける。せいぜい1日の変動幅の拡大くらいの規制緩和となる。

(FXでのスワップ金利狙いは)
FXでのスワップ金利差は年利1.2%程度、人民元が安定しているだけに長期で保有してもいいだろう。香港や新疆ウイグル自治区の人権問題や台湾海峡、東シナ海問題で世界から批判されているが、貿易や資本交流は拡大するばかりである。経済的には人口14億人の中国市場を抜きに考えられない現在の世界の経済システムなので、政治的には不穏な雰囲気を醸しながら経済交流は続けていくだろう。消費者物価は1%以下と落ち着いている。

(中国鉱工業生産、4月は+9.8%に鈍化 小売売上高は17.7%増 )
4月の鉱工業生産は前年同月比9.8%増加し、3月の14.1%増から伸びが鈍化した。4月の小売売上高は前年比17.7%増加。3月の34.2%から鈍化した。
1-4月の固定資産投資は前年同期比19.9%増加。1-3月の25.6%増から伸びは鈍化した。
投資全体の約6割を占める民間固定資産投資も21.0%増加したが、1-3月の26.0%増から鈍化した。
中国共産党中央政治局は先月、国内経済の回復は依然として不均一で、その基盤は強固なものではないとの見方を示し、よりバランスの取れた経済回復を目指すとした。

(世界で唯一、今年長期金利が低下)
景気回復で世界の金利が上昇しているが、唯一中国の10年国債利回りが年初の3.17%から3.12%へ低下している

(世界的な普及に向け人民元の自由化すべき)
人民銀行金融研究所の周誠君所長は、人民元の世界的な普及に向け、人民元を徐々に自由化すべきと述べた。「人民元の国際化という条件下では、人民元を管理できないことを認める必要がある。人民銀は最終的に為替レートの目標を放棄しなければならない」と指摘。人民元の自由化は人民銀が政策の独立性を高めることにもつながるとした。
また、米政府が再三にわたり一部の国に制裁を課していることを受け、ドルへの依存度低下を望む国が増えているため、中国は人民元の国際化を積極的に推進すべきと強調。中国の持続的な経済成長とFRBによる積極的な金融緩和により、人民元は中長期的にドルに対して上昇する可能性が高いとした。

(中国発言で仮想通貨さらに下落)
中国の金融業界団体は、金融機関による暗号資産(仮想通貨)関連サービスの提供を禁止したほか、投資家に対し暗号資産を巡る投機的な取引を行わないよう警告した。

テクニカル分析(人民元/円)

9か月連続月足陽線、日足は17円に乗り切れず小反落

日足、17円に乗り切れず小反落。5月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。5月6日-19日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。ボリバン上位。雲の上。
 週足、4月5日週-19日週の下降ラインを上抜いて上昇。5月3日週-10日週の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限は17.18。
 月足、9か月連続陽線。3月-4月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限。雲中。
 年足、11年-20年の上昇ラインがサポート。18年-19年の下降ライン上抜く。 16年-18年の下降ラインも上抜く。

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チーファンラマ

ペロシ米下院議長、北京五輪巡り「外交的ボイコット」呼び掛け

 米民主党のペロシ下院議長は、2022年の北京冬季五輪を巡り、選手団以外の外交使節の参加を見送る「外交的ボイコット」を実施するよう呼び掛けた。
超党派の議会公聴会で「私が提案するのは、他の人からの提案と同様に外交的ボイコットだ」とし、世界の主要国は北京五輪への参加を控えるべきと主張。「現在行われているジェノサイド(民族大量虐殺)を踏まえると各国首脳が中国に向かうのは実に疑問だ」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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