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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
3月10日(水)カナダドル/円
基調
堅調維持
目先の注目材料
・3/10 カナダ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
BOC声明に神経質な反応を示す公算
カナダドルが堅調に推移しており、9日にはカナダドル/円が一時86.38円前後まで上昇する場面もあった。
その後、ドル/円が109円台から反落した影響でカナダ/円もやや値を下げたが、2018年11月以来約2年4か月ぶりの高値圏を維持している。
そうした中で、本日10日にはカナダ中銀(BOC)の金融政策決定会合が行われる。政策金利は0.25%に維持される公算だが、足元の景気判断や先行きの見通しは上方修正される可能性がある。
一方、カナダでも長期金利の上昇が進んでおり、一部には2022年末までの利上げを織り込む動きが見られる。
BOCが行き過ぎた金利の上昇をけん制するのではとの観測もくすぶっている。
そうした中、カナダドルはBOCの声明文に神経質な反応を示す公算が大きいだろう。
ただ、BOCが過度にハト派姿勢を強調しない限りカナダドルの下値は限られると見ている。
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