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中国、虎視眈々、人民元、株価は再び世界2位に浮上 尖閣緊張か(GDP倍増、個人所得アップ大作戦、人民元は着実かつ思慮深く)

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総括

中国、虎視眈々、人民元、株価は再び世界2位に浮上 尖閣緊張か(GDP倍増、個人所得アップ大作戦、人民元は着実かつ思慮深く)

予想レンジ 人民元/円 15.5-16.0 

(ポイント) 
*人民元は「着実かつ思慮深い」方法で国際化を推進
*海警局に外国船舶への武器使用認める法律の草案作成
*海外資本の中国債券市場への流入が続く
*10月製造業PMIは好調維持
*2035年までにGDP倍増、5年内の高所得国入り目指す
*デジタル人民元、実証実験進む
*3Q・GDPは4.9%増加
*工業部門企業利益、9月は前年比10.1%増に鈍化
*香港ドル売り介入続く
*GDP始め経済指標は強いが物価は落ち着いている
*人民銀行は政策金利を据え置いた
*輸出規制を採択し米国の貿易圧力に対抗
*9月貿易収支は輸出入ともに急増した
*双循環がキーワード 国内循環と海外循環
*中国国債は90%の確率でWGBIに採用される見込み
*米中GDPの逆転も近いか
*テスラやGMの中国販売は好調
*香港国家安全法は53か国が支持、27か国が懸念
*2022年は米中国交回復50年
*2021年は共産党建党100年
*今年は「第13次5カ年計画」の最終年
*米国は中国の為替操作国の認定解除
*中国GDPが100兆元へ近づく

(人民元=着実かつ思慮深く)
第14次5カ年計画(2021-25年)の基本方針では、「着実かつ思慮深い」方法による人民元の国際化を推進するとした。
10月の人民元は上昇し、年間では12通貨中2位となった。ただ人民元の扱いには苦慮しているようだ。日本の円高による失われた20年を見ているだけに急激な元高には慎重だ。易綱人民銀行総裁が「元相場は市場の力に任せるべき」と発言していたが、一転、姿勢を変え、日々の中心レートを設定する際に用いていた逆周期因子を、取りやめた。この動きは人民元相場への重しとなる。

(尖閣諸島へ攻撃可能)
中国の周辺海域で監視などを行う中国海警局の任務や権限を定めた法律の草案が明らかになり、管轄する海域で違法に活動する外国の船舶に対し、停船命令などに従わない場合は、武器の使用を認めるとする。中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島周辺で、日本の漁船への影響が懸念される。

(元高の要因は資本流入)
 元高要因は二つある。貿易黒字と海外資本の中国債券市場への流入だ。10月の外国人投資家による中国国債の保有高は20カ月連続で増加した。人民元の上昇と米国債との金利差が投資妙味となった。10月末時点で外国人投資家による中国国債の保有高は1兆7300億元(2579億4000万ドル)で過去最高。9月末比で3.29%増加した。

(10月製造業PMIは好調維持)
10月財新製造業PMIは53.6、前月の53.0から上昇した。景況改善・悪化の分岐点となる50を6カ月連続で上回った。10月のPMIは2011年1月以来の高水準だった。
累積需要や景気刺激策によるインフラ事業、予想以上に底堅い輸出は製造業の回復を後押ししている。今年に入り一時低迷していた個人消費も3Qには持ち直した。
政府版の10月の製造業PMIは51.4、9月の51.5から若干低下したものの、予想の51.3は上回った。

(2035年までにGDP倍増、5年内の高所得国入り目指す)
 習近平国家主席は、2035年までに経済規模を2倍に拡大し、5年以内に高所得国入りすることは可能だと述べた。党中央委員会は、テクノロジー面の自立や国内消費の押し上げ、速さより質を重視する経済成長などを柱とする第14次5カ年計画(2021-25年)の基本方針を明らかにした。
 習主席は、今後数年間は世界的に不安定で不透明な環境が続くとの見通しを示した上で、中国経済に影響を及ぼす恐れのあるリスクは多いと指摘した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックは広範囲にわたって影響を与えており、世界経済は引き続き混迷するだろうと述べた。
また、北京、上海、広東省・香港・マカオから成る粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)を国際技術革新の中心として支援すること、国内の石油・ガス生産を強化する一方でクリーンエネルギーを推進することも掲げた。

(デジタル人民元、実証実験進む)
 人民銀行の易綱総裁は、広東省深センなどで実施したデジタル人民元の実証実験について、20億元以上が支払いに使われ、取引件数は400万件だったと明らかにした。
中国はデジタル人民元を巡って複数の実証実験を行っており、最も最近のものは深センで先月実施された。実験では、抽選で市民5万人に1人当たり200元のデジタル人民元を「お年玉」のように配布した。デジタル人民元構想はまだ初期的な段階だが、実証実験はこれまでのところ非常に順調に進んでいると強調した。その上で「いずれは、現金とデジタル通貨が共存するようになるだろう」と述べた。

テクニカル分析(人民元/円)

波乱かつ上昇。ボリバン下限下抜きから上限へ

日足。11月4日は波乱かつ上昇。10月21日-11月4日の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。10月29日-11月4日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。ボリバン上位。
 週足。波乱ありながら2週連続陰線後、今週は荒れも模様ながらも陽転。9月21日週-10月26日週の上昇ラインがサポート。1月19日週-10月19日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン上位。雲の上。
月足、10月は陽線なるも長い上ヒゲを残した。9月-10月の上昇ラインを維持できるか。下抜ければ5月-7月の上昇ラインがサポート。1月-10月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン中位越え。 
年足陽転。11年-19年の上昇ラインは一時下抜くも上抜き返す。18年-19年の下降ラインが上値抵抗。

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チーファンラマ

テスラ、中国から欧州へ輸出

テスラは、上海工場で生産したEVの欧州向け輸出を開始すると発表した。第1陣として、10月27日にセダン「モデル3」を積み込んだ運搬船が上海港から出港、11月末にはベルギー港に到着する見込み。「モデル3」はドイツやフランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、スイスなどで販売される見通しだ。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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