動画でサックリ解説!
「初心者さん向け!IMMポジションをFXトレードで活かそう!!」FXパペット劇場
と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
▼投機筋と実需筋とは?
▼IMMポジションの見方
▼IMMポジションの基本的な解釈
▼ネットポジションとは?
▼ここには注意
▼まとめ
- FX取引の戦略を考えようと思って為替のニュースを見ていたら「投機筋の売り」とか「実需筋の買い」とか書かれています・・・。
果たして何者なんでしょう? - じゃあ今日も楽しくお勉強していくのだ~
為替取引には大きく分けて「実需(じつじゅ)」と「投機(とうき)」の2種類があるんだけど簡単に説明すると、海外展開をしている日本企業は海外の売り上げを現地の通貨から円に換えるため、為替取引をしているのだ!
反対に、日本で事業を展開する海外企業は日本での売上を円から自国の通貨に換えるために、おなじく為替取引をしているのだ!
このように輸入や輸出の事業に伴い為替取引が必要となる市場参加者のことを「実需」と呼ぶよ! - ふむふむ・・・。どうやら怪しいヤツではないようですね・・・。
- 一方でべつに外貨は必要ないけど、レートの変化を利用して利益を得たい為替取引が「投機」になるのだ!
ちなみに実需と投機の取引量の割合は1対9とも言われていて、投機による為替取引の方が圧倒的に取引量が大きいのだ!
つまり投機筋の動向を知ることができればFX取引を行う際のヒントにつながるのだ~
投機筋と実需筋とは?
- ヒントほしい・・・。でも、どうやって投機筋の動向を知ることができるのでしょうか?
- IMM(アイエムエム)ポジションを参考にしてみるのはどうだろう?
シカゴIMM通貨先物ポジション
IMMポジションとはアメリカで最も大きい通貨先物市場であるシカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange)通称CMEの国際通貨先物市場に上場されている通貨の建玉明細のことです。各取引所は米商品先物取引委員会(CFTC)に毎週火曜日の取引終了時点の建玉明細を報告しており、CFTCは各取引所の建玉明細を集計し、日本時間の土曜日の午前4時30分(冬時間:5時30分)にホームページで公表しています。
IMMポジションとはアメリカで最も大きい通貨先物市場であるシカゴ・マーカンタイル取引所(Chicago Mercantile Exchange)通称CMEの国際通貨先物市場に上場されている通貨の建玉明細のことです。各取引所は米商品先物取引委員会(CFTC)に毎週火曜日の取引終了時点の建玉明細を報告しており、CFTCは各取引所の建玉明細を集計し、日本時間の土曜日の午前4時30分(冬時間:5時30分)にホームページで公表しています。
- 横文字ばかりでわけわかんない・・・。ピザちゃんはアメリカンな見た目とちがって英語は苦手なんです・・・。
- ごめんネ!IMMポジションっていうのは、ざっくり言うとアメリカのシカゴにある取引所で取引される、買い(ロング)と売り(ショート)のポジション量の集計なのだ~
投機筋の火曜日の取引が終ったときの情報というのに注意が必要なんだけど、この情報は一般にも公開されているから、もちろんピザちゃんだって見ることが出来るのだ! - シカゴ何とかってところのポジションですか?
な~んだ・・・。じゃあ世界全体のポジションではないってことですよね? - だけど、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)には世界中の機関投資家や大手ヘッジファンドといった、いわば「プロ」がこぞって取引に参加しているからデータ量も膨大なのだ!!
火曜日時点の情報が土曜日の早朝(日本時間)に公開されるとなると、数日前の情報にはなるけど、トレンドを把握することはできるのだ~ - プロの動向なんて気になり過ぎます・・・。
じゃあ早速その情報が書いてあるサイト( CFTCのサイト)を見てみましょうよ♪♪ - (ピザちゃん相変わらず単純なのだ)いいけど・・・こんな感じだよ・・・。
CFTC建玉明細
- これは・・・何かの暗号でしょうか・・・。
- これがオリジナルのデータになるんだけど、数値が羅列されているだけだからとっても見づらいのだ!
外為どっとコムではグラフ化したIMMポジション情報をHPに公開していて、これまでの推移を見ることも出来るから、今回は「ユーロ」に焦点をあてて見てみよう!
IMMポジションの見方
- 先ほどよりはすっきりしました・・・。
青い棒が上や下にビヨーンと伸びてて赤い線がクネクネかかれていますが何でしょう? - IMMポジションの見方はちょっと難しいけど、知っておけばFX取引に活かせるはずだから基本的な見方だけでも押えておいて損はないのだ~
まず、青い縦棒が投機筋の「ポジション量」を表しているのだ!
ちなみにIMMポジションは、「ドル/円」「ユーロ/円」といった形ではなく、ドルに対して各通貨がどのように取引されているかが発表されるから、それも覚えてほしいのだ!
左側にあるメモリを見るとユーロの場合は、0(ゼロ)より下方向がマイナスでしょ?
マイナス方向に青い縦棒が伸びているということは、「売りポジション」の方が多いことを表していて、逆に上方向に伸びている場合には「買いポジション」の方が多い事を表しているのだ! - じゃあ直近(右端)だと、上にビヨーン青い棒が伸びているので、ユーロ買いポジションが多いってことですね!?
- その通り!あと、赤い線はユーロ/ドルの為替レートになるのだ~
もちろんズレが生じている所もあるけど、投機筋のポジションと同じ方向に推移していて、投機筋の動向が為替レートへ与える影響の大きさがわかるでしょ!?
基本的にはユーロ買いポジションが多いなら「ユーロ高」に、ユーロ売りポジションが多いなら「ユーロ安」になりやすいと言われているのだ! - ほんとですね・・・。そうなると今はユーロを買っている投機筋が多いから、ピザちゃんもユーロを買っておけば将来的に大儲け!?
- その通り・・・と言いたいけどそんなに為替の世界は甘くはないのだ~
たしかに、ユーロが買われているという事はユーロ高に、ユーロが売られているという事はユーロ安に今後動くことを投機筋が予測しているという事には間違いないのだ! - ですよね!そうなるとやっぱり今買っておけば大儲け出来るんじゃ・・・。
- 大事なところだから最後まで話を聞くのだ!!
利益確定にしろ、損切りにしろ、取引を終了する決済時にはエントリーした時とは反対の注文(売る⇔買う)が発生するでしょ?
という事は「買い」と「売り」どちらかへポジションが大きく傾きすぎていたら将来的に反対売買がたくさん出るかもとイメージすることが出来るのだ! - それって一気に買いポジションが減ったり、売りポジションが減ったりするってことですよね?
- そうなのだ!
買いポジションを減らす事は反対売買の売りをするという事だから値段が下がる、売りポジションを減らす事は反対売買の買いをするという事だから値段が上がるといった具合に相場が反転(今までの流れとは逆)する可能性もあるから、気をつけなきゃなのだ!
ざっくりだけど、イメージしやすいようにまとめてみたのだ~
IMMポジション動向の基本的な考え方
- どうやら「偏り」具合がポイントのようですね・・・。
- 偏りが大きければ大きいほど、その反動インパクトも大きくなるのだ~
だから、偏りの把握が最も重要といっても過言じゃないのだ!
偏り具合を日頃から観察して、前週と比較してどれだけ増えたのか減ったのかに注目して分析するといいのだ~
ちなみに売り(ショート)ポジションと買い(ロング)ポジションの差し引きを「ネットポジション」と呼ぶんだけど、その推移も別シートで確認が可能なのだ~
ネットポジションとは?
- オレンジ色で囲まれている「差引」ってところがネットポジションってやつですね?
なんだか6月に入ってどんどん値が大きくなってきていますね・・・。 - ネットポジションの値が大きくなるということはそれだけ売りと買いのポジションが偏ってきているという事なのだ!
6月23日時点の情報を見ると「約2年ぶりくらいの水準まで膨らんでいるけどもう少し買い余力はありそうかな!?」とか、「そろそろ相場が反転(ユーロ売り)するかもだから売りで狙うべきかなぁ」・・・とか自分なりの見通しを立てることができるのだ! - 為替相場っていろいろな材料をつかって予想することができるんですね!
- 為替相場を多角的に分析することで今まで見えてこなかった部分が見えてくるかもしれないのだ!
ただ、どの分析にも言える事だけど万能ではないから、例えばファンダメンタルズ分析といった他の材要素も取り入るなどしたら為替レートの読みの精度は高くなると思うのだ!
IMMポジションを使って為替相場の見通しを立てるうえで、特に気を付けておいて欲しい事をいくつかピックアップしてみたのだ~
特にここには注意
- IMMに頼りすぎちゃわないで判断材料の1つにしたいと思います・・・。
- 慣れないうちはIMMポジションの見方は難しいかもしれないけど、外為どっとコムではマネ育チャンネル内で原則毎週月曜日にIMMポジションのレポートも公開しているから、まずはそこから考え方などを学んでみるのもアリなのだ~
- はい!!IMMポジションから取引のプロ達の動きをしっかり見張っていようと思います・・・。