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起来、前進となるか

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総括

起来、前進となるか

予想レンジ 人民元/円 14.7-15.7

(ポイント)
*3月貿易収支は輸出入ともに予想の伸び率を上回った
*今週はGDP、小売売上、鉱工業生産の発表がある
*4月8日、武漢は開放された
*IMFは中国の回復を示唆
*預金準備率を引き下げた
*2020年成長見通しは2.3%増加(世銀)、民間は2.5%、政府5%後半
*コロナウィルスでの死者はイタリアとスペインが中国を上回った
*株価、人民元ともに相対的に安定
*政府は2Qから経済が正常化するとしている
*今年は「第13次5カ年計画」の最終年
*習国家主席は、2020年の経済成長目標を達成できるとした
*政府は新型ウィルス感染は2月がピーク、4月に収束とした
*経済打撃は6兆円超か
*米国は中国の為替操作国の認定解除
*中国GDPが100兆元へ近づく
*中国の経済活動に回復の兆し=大気汚染から

(1Q・GDP 待ち、「起来、前進」となるか)
海外から批判もあろうが、中国らしく国歌の「起来、前進」の歌詞のように経済活動を再開した。新型コロナウィルス発生の武漢も1月23日から実施していた封鎖措置を解除した。今週は1Q・GDP、鉱工業生産、小売売上、貿易収支(後述)と需要指標が発表される。いずれも大きく悪化する予想だが、3月の製造業PMIのV字回復もあり、サプライズな結果が出ることも多い中国の指標なので気をつけたい。中国としては、真っ先にコロナウィルスからの回復を示し世界をリードしたいところだろう。
 
(3月貿易収支 輸出入ともに予想ほど減少せず)
3月貿易収支で輸出は前年同月比6.6%減だった。マイナス幅は1-2月(17.2%減)から縮小したものの、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴う海外需要の落ち込みが引き続き重しとなった。
 輸入は0.9%減で、マイナス幅は1-2月(4.0%減)から縮小。貿易収支は199億ドルの黒字となり、昨年12月以来の黒字に転じた。
 中国ではウイルス封じ込めの進展を受けて経済活動の再開が本格化しつつあるが、主要な貿易相手である米国や欧州諸国で感染拡大に伴って景気が失速したため、特に海外からの新規受注が低迷。港湾での防疫強化も物流の停滞を招いている。

(GDPなど予想、3度目のサプライズとなるか)
4月17日(金)に 1Q・GDP、3月小売売上、鉱工業生産などの発表がある。
 予想は前年比でGDPが6.0%減、小売売上が9.5%減、鉱工業生産が5.6%減となっている。3月製造業PMIや貿易収支がいずれも予想を上回って改善しているだけに注目したい。
中国としては良い指標が出れば、武漢開放とともにコロナ感染回復を世界にアピールできる。

(今年の成長予想は2.5%、民間)
 今年の国内総生産(GDP)成長率は、民間62社の予想中央値が2.5%。天安門事件の翌年で経済が打撃を受けた1990年の3.9%を下回り、マイナス1.6%を記録した約半世紀前の1976年以降で最も低くなる。当時は文化大革命の最後の年だった。
成長率は昨年実績の6.1%から急減速する形で、予想としても3月の5.4%から大きく下振れした。
中国は新型コロナウイルス感染拡大が始まった早い段階で徹底的な地域封鎖や工場の休止などを打ち出し、現在は感染者数が減ったとして各種事業が再開しつつある。ただ 外的要因が今後の景気回復の足を強く引っ張るという。
 それはなお多くの国で新型コロナ感染が急増し、かつてないほどの封鎖措置が取られて世界的にサプライチェーンが寸断されるとともに需要が冷え込み、世界全体が景気後退に陥る恐れが出てきたからだ。

(金融緩和政策続く)
人民銀行は4月15日、1年物の中期貸出制度(MLF)を通じて金融機関に1000億元を供給した。金利は2.95%と過去最低水準に引き下げた。
新型コロナウイルスの感染拡大による経済への打撃を和らげる狙い。
4月20日には、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(LPR)も引き下げられる可能性がある。
MLF金利引き下げが、中小銀行の預金準備率引き下げ第1弾と同日に実施されたことを受け、一部の市場参加者は、当局が主要指標の発表を控え、政策支援を強化しているとの見方を示している。

テクニカル分析(人民元/円)

3月9日-4月14日の上昇ラインを下抜く

日足。3月9日-4月14日の上昇ラインを下抜く。ただ4月13日-14日の下降ラインは上抜いている。5日線下向き。ボリバン下位。雲中。
 週足。ボリバン下限下抜きからはバンド内へ戻す。3月30日週-4月6日週の上昇ラインを下抜く。2月17日週-3月23日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限近い。
 月足、20年1月、2月は長い上ヒゲを残し12月-2月の上昇ラインを下抜く。一旦、ボリバン下限を下抜くが、バンド内へ戻す。20年1月-2月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、11年-19年の上昇ラインを下抜くか。18年-19年の下降ラインが上値抵抗。

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チーファンラマ

6月の広州交易会はオンラインで開催

 国務院は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、第127回中国輸出入商品交易会(広州交易会)を6月中下旬にオンライン上で開催することを決定した。李克強首相は「インターネットの効果を最大限に発揮し、広州交易会をより高いレベルにし、より効果的に運営するように」と指示した。2019年の広州交易会には2万5,642社が出展し、210カ国から18万6,015人のバイヤーが来場した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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