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ペンス米副大統領が演説、ドル元相場、デジタル通貨は

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総括

ペンス米副大統領が演説、ドル元相場、デジタル通貨は

予想レンジ 14.8-15.8

(ポイント)
*本日 ペンス米副大統領が中国について演説
*元は政策的に対ドルで安定誘導
*3Q・GDPは減速 
*米中通商協議は進展もまだ詰める要素があり、11月APECで首脳会談と署名か
*9月貿易収支は輸出入ともに縮小
*PPIが低下
*米国は中国への投資制限を示唆し圧力をかけている
*S&P中国の格付けを維持
*習主席は2049年までのリスクへの闘争を示唆、一方トランプ大統領は早期解決を望む
*米国は中国を為替操作国と認定
*中国は通貨バスケット制に基づき元を変動させる.
*2Q成長率は6.2%に減速 今後は6%割れ予測も出ている
*全人代のCPI上昇目標は3% 

(人民元、対ドルで安定、通商協議を考慮)
 中国は通貨バスケット制度を採用しているために人民元は高すぎることなく安すぎることなく運営されている。ただ政治的な思惑も感じることが多い。G20など国際会議が開催される前には、元安批判されないように元高推移させてきたことも度々あった。
 最近は1ドル7.0を超えて元安と騒がれているが、米中通商協議では為替問題も議論されていることから、元もやや元高に誘導している。
 貿易黒字からは急激な元高も当然だと思われるが、元高によるデフレなどの弊害は日本のプラザ合意以降の「失われた20年」も目の当たりにしていることから、避けていると思われる。チャートは最近のドル元相場。

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(景気減速)
 3Q・GDPは前年比6.0%増と、少なくとも27年半ぶりの低い伸びとなった。米中貿易戦争の影響で製造業の生産が不調となり、内需外需ともに低迷した。2Qの6.2%から減速し、一段の落ち込みを避けるために政策当局はさらに刺激策を打ち出す必要があるとの見方が強まりそうだ。9月の鉱工業生産は前年比5.8%増。予想の5.0%増を上回った。8月は急激に鈍化していたが、持ち直した。9月の小売売上は前年比7.8%増。8月は7.5%増だった。1-9月の固定資産投資は前年同期比5.4%増。9月の貿易統計では、輸出は2月以来の大幅な減少となり、輸入も5カ月連続の減少となった。以上を受けて先週は人民元は小幅高に留まり、上海総合指数は下落した。

(米中通商協議)
カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、米中の「第1段階」の通商合意取りまとめに向け弾みがついており、来月チリで開催するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で署名される可能性があると語った。第1段階の合意には、中国による米農産品の購入だけではなく、農産品に対する非関税障壁の引き下げも含まれると強調。強制的な技術移転を巡る問題は「第2段階」でカバーされる必要があると述べた。中国側も商務省が米国との通商交渉について、可能な限り早期に段階的な合意に達し、双方の製品に対する関税の撤回を進展させたいと表明した。段階的な合意は市場の信頼感の回復と不確実性の低下につながると述べた。また、双方が引き続き緊密に連絡を取っていると付け加えた。気をつけたいのは、ペンス米副大統領が対中国政策について24日に演説するとのホワイトハウスの発表を受け、18日の米株式市場では主要株価指数が下げ幅を拡大する場面があった。ペンス氏は2018年10月の演説で中国の数々の行動を厳しく批判。冷戦時代のスピーチのようだったと多くから評され、中国の強い反発を招いた。再現となれば、貿易を巡る現在の米中間の緊張緩和は終わる可能性もある。

(クリスマス、春節)
 米国はクリスマス、中国は春節を控え、無駄な不毛な通商協議を続けることはできない。徐々に一致点を見出していくことだろう。トランプ大統領は弾劾問題や大統領選もあり成果を出したところだ

(デジタル通貨の市場導入)
フェイスブックが提唱する暗号通貨「リブラ」が規制当局の反対やパートナー企業の撤退といった壁にぶち当たるなか、中国が国家主導のデジタル通貨発行に向けて本格始動している。
フォーブスは中国当局が2014年から検討を重ねてきた独自の仮想通貨が今年11月にも発行されると報じた。9月には中央銀行の中国人民銀行デジタル通貨研究所長の穆長春が、デジタル通貨は「中国の通貨の自主性と合法的地位を守るためのもの」と発言。近い将来の導入は確実との見方が広がっている。
特徴は2層構造のシステムにある。まず人民銀行が発行し、それを引き受けた中国工商銀行など4つの国営銀行と、電子商取引大手アリババ・ドットコムなど3社が市場に流通させる。メッセージアプリの微信(WeChat)や電子決済サービスの支付宝(アリペイ)などでも使用可能となる見込みだ。中国政府の後ろ盾と巨大な国内市場を有する新たなデジタル通貨が、世界の主役に躍り出る日も近いかもしれない。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン上限近くでもみ合う

日足。ボリバン上限近くでもみ合う。10月16日-23日の上昇ラインがサポート。10月17日-23日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
 週足。9月9日週-16日週の下降ラインを上抜く。8月26日週-10月7日週の上昇ラインがサポート。
 月足、6月-7月の上昇ラインを下抜きボリバン下限も下抜くが回復中。
5月-8月の下降ライを上抜くか。8月-9月の上昇ラインがサポート。
年足、16年-18年の上昇ラインを下抜く。16年-18年の下降ラインが上値抵抗。11年-12年の上昇ラインがサポート。

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チーファンラマ

世界のお金持ち、中国人がアメリカ人を初めて上回る

クレディ・スイスによる最新の調査で、中国の富裕層の数が米国の富裕層の数を初めて上回ったことが明らかになった。ミリオネア(100万米ドル以上の資産を有する成人)に関する今年の調査によると、今年半ばの時点で、世界のトップ10%にランクインした中国人は1億人で、米国の9900万人を上回った。
ミリオネアの数は推計4680万人で、前年から110万人増加した。純資産額は合わせて158兆300億ドルと、世界全体の44%を占めた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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