皆さんは、肩こりや腰痛に悩まされたことはありませんか?体の一部に痛みが出てくるとやる気が出なかったり、余計疲れが溜まっていく気がしますよね。そんな悩みを「たかはし整骨院」の高橋院長に解決していただきました!すぐに効果が期待できるつぼや、スマホトレーダーへのアドバイスなどを取材しました。普段デスクワークされている方々なども、必見です。
日ごろの姿勢を正す
PickUp編集部:- 腰の痛みはどのようにして解消すればよいのでしょうか。
高橋院長:- 腰痛の人ですか。これはもうほとんど座り方ですね。
PickUp編集部:- 座り方ですか?
高橋院長:- はい、この上に座ったら勝手に姿勢が良くなる座椅子とか売ってますよね。
PickUp編集部:- 最近よく見かけます。
高橋院長:- 実はそういうのは・・・(笑)
ヒンズースクワットっていう運動があるじゃないですか。膝を前に出さないで、おしりをひくようなスクワットの方です。普段も、ヒンズースクワットを意識して椅子に座ります。腰が椅子の背につくと思いますが、この位置がおしりの正しい位置です。おしりの位置は動かさないように、あとは腰を楽にして。
「座骨」って言葉を聞いたことありますか?ズバリ「座る骨」って書きますよね。つまり、この骨で座るんです。実はほとんどの人が、座骨ではなくおしりで座ってるんですよ。そりゃ腰は痛くなるよって話なんです。
PickUp編集部:- 骨で座ることを意識する、と。
高橋院長:- そういうことです。これさえ維持できていれば、腰痛にはならない。腰痛になるほうが難しい、って思います。
PickUp編集部:- しっかと奥深くに座るイメージですね。
高橋院長:- そうです、できるだけ深く座ります。ちなみに、座り方が悪い人には、椅子に浅く座った方がいいよってアドバイスする人がいると思うんですけど、この理由っていうのが、浅く座ると座骨で座らざるを得ないからなんです。背中がまるまっちゃうと、お腹がじゃまなんで、座骨で座るしかない、だから浅く座るといいよっていう人もいます。
PickUp編集部:- なるほど、理屈が分かってないと間違って座っていても気づかないかもしれませんね。
高橋院長:- ちゃんと座骨で座れて、ガツっとうしろによりかかることができればベストです。これで体重を足とおしりとでしっかりと支えることができます。上半身の力も背中に吸収されてめちゃめちゃいい状態。逆にここまでくると肩こりになることも難しくなってくるんですよ。
PickUp編集部:- 肩こり?
高橋院長:- はい、先ほども話しましたが、人って体がまるまって内側に入っていくんですよ。座り方さえしっかりしていれば、意図的でない限り肩が中に入ることって難しんですよ。
PickUp編集部:- 確かに、椅子の奥まで座ると、楽ですね。
高橋院長:- ほとんどの方が座るときって、骨盤が寝ている状態になっているんですよね。
PickUp編集部:- 骨盤が寝た状態。
高橋院長:- そうです。たとえば立っているときって背骨と骨盤は垂直じゃないですか。いま説明した座り方は、立ってる時の骨盤の向きを垂直な状態を保てる方法なんです。
PickUp編集部:- たしかに。
高橋院長:- 骨盤が寝た状態で座っていることは、立ってる状態と比べると背骨より骨盤が曲がった状態になってしまいますよね。そりゃあ腰が痛くなるって話なんですよ。でも、ちゃんと座骨で座ってあげれば大丈夫です。
PickUp編集部:- じゃあストレッチで何とかしよう、という前の話なんだ、と。
高橋院長:- そうなんです。とにかく、しっかりと座ってあげるっていうほうが大事なんじゃないかなと思います。もし腰痛になったら、ストレッチよりもスクワットをやってもらった方がいいですよ。腰を支える筋力が付きますし。あと足の筋肉を使って、腰の血流をよくしてあげるとか。
PickUp編集部:- 足の筋肉を使うと、腰の血流がよくなるんですか?
高橋院長:- そうですね。例えば、タオルを地面において、足の指でこう持ってくるという。
PickUp編集部:- おおー!
高橋院長:- これはよくリハビリでやることなんですよね。いまはハンドタオルでやってますが、本当は長めのタオルでやるのがいいんですけどね。足の指で自分の体に向けてひっぱって、ひっぱって。ずっと座ったままだと、下肢に血がたまっている状態じゃないですか。それを解消するため、タオルを足の指でつかむのは足裏の筋肉とか、ふくらはぎの筋肉を使えるので、血流の改善に凄い役立つんじゃないかと。
PickUp編集部:- 確かに。普段足の裏なんて絶対使わないですもんね。
高橋院長:- 血の巡りが悪くなって足がむくんできちゃうと、もう腰も体もどんどんだるくなってくるんで。
PickUp編集部:- 血流が悪くなってしまうのが、腰痛の原因になったりするんですか?
高橋院長:- それもあるんですよ。やっぱり血の巡りが悪いってことは疲労が溜まっている状態。その疲労が溜まっていることに関して、人間の体としてはとりあえず休息したいわけじゃないですか。だから体が疲れると、そのために痛みを出すんですよ。運動しててこれ以上やったら筋肉がぶち破れるぞって、肉断裂するぞってなるから疲れさせるし、そうさせないぞってためにも乳酸貯めさせて、連続した動きをそれ以上させなくするんすよ。人の体は、そういう防御反応が凄い沢山あるんですよ。だから、うまくその期待に応えてあげるというか、体が疲れないようにしてあげる。痛みがでてきてるってことはやっぱり体が悲鳴を上げている状態ですから。
PickUp編集部:- やはり休むっていうのも根本的な解決策なんですね。体がせっかくシグナルをだしてくれているので、そこに応えてあげるという。座り方は腰痛対策に一発ってことですか。スクワットするか、座骨で座るとか。
高橋院長:- そうですね。足を使ってあげたりとか、もう座り方しっかりしてあげて、これでも腰痛抱えている人はほんとに、ほぼほぼこれで治っちゃう。
PickUp編集部:- こんなに簡単だなんて(笑)
高橋院長:- 実際腰を痛めてうちの整骨院にくる人は当然いますけど、ほとんどの人が腰の使い方を間違えて痛めているので。例えばヘルニアになると、骨と骨の間にある軟骨が飛び出すんすよ、そんなバカなって話じゃないですか(笑)でも整骨院でやる治療よりも、日ごろの使い方良くするほうがはるかにいいんすよ。
PickUp編集部:- 使い方なんですね・・・
PickUp編集部より
中編は腰痛に悩まされている方は特に必見の内容でした。
「座骨」で座ることを意識するだけで腰痛が改善するとは目から鱗です。
日ごろの使い方に意識を向けることが大切なんだと気づかされました。
後編は、スマホやPCを操作するときの「姿勢」についてです。
↓↓↓前編はこちら
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たかはし整骨院 高橋篤院長
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