と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
- 今回はFXから少し離れて、円高円安について考えるのだ。
- トレード目線で為替レートを見るんじゃなくて、そもそもの意味をかんがえるってことだね。
- そう、円高円安がわたしたちの生活にどう影響するかを学ぶのだー。
- ベレーちゃん、僕は知っているよ。
- 何が?
- 海外旅行行くときに換金するお金がその変動によって変わることを。
- じゃあもっと具体的に教えてほしいのだ。
- えーっと・・・解説お願いします。
- だめだこりゃ。
円安
- でも、日々の生活に為替の影響を受けるってイマイチわからないなぁ。
- じゃあ円安になった場合から説明しようかな。まず日本はね、資源が豊かではない国だからいろいろなものを輸入で賄っているのだ。
- いろいろなものってなに?
- 例えば食料品。スーパーでも、国産のみで品物がそろっていることはほとんどないと思うのだ。
- 確かに国産以外のものを目にすることがほとんどな気がする。
- そうなのだ。だから円安になると、食料品や外食の価格が高くなってしまうので、家計を圧迫するのだ・・・
- Oh my god.
- それに原油や天然ガス等のエネルギー資源も高騰してしまったり、海外旅行に行くときも円を売った時にもらえる外貨が少なくなるから、旅費がかさんだりしてしまうのだ。
円高
- 円安は日々の暮らしにはあまりいい影響ではないような・・・あれ?
- どうしたの?
- ということは、円高のほうが日々の暮らしはよくなるんじゃないの?
- 円安の時と逆になるからね。
- じゃあいいじゃん!円高で行こう!円高万歳!
- 確かに僕たち普通に生活している側から見ると円高の方がいいんじゃない?と思うけど、海外に製品を輸出や輸入している企業によって、目線が変わってくるのだ。
- どうして?規模は変わっても、円高の方がメリットに思わない?例えば、商品を作るときに安いものを海外から輸入して高く売れば大きく利益がでない?
- 良いところに気が付いたね。そのような見方であれば円高の方がメリットあるような気がするのだ。
でも輸入している企業もあれば、輸出している企業もあることも忘れてはいけないのだ~。 - じゃあ国産のものを輸出する企業は円安のほうがいいってこと?イメージが沸き辛いなあ。
- 例えば、車を生産している企業が、1台100万円の車を作ったとするのだ。海外にこの車を売った時に、1ドル=120円の時の円安と、1ドル=80円の円高だったら、どっちのほうが得だと思う?
- ・・・ボンッッッッッッッ!!!(爆発)
- やれやれなのだ。1台100万円の車だとして、
1ドル=120円の時は約8,300ドル。1ドル=80円の時は約12,500ドルになるね。
ここからなにかわかりそう? - あ、海外で売るとなると、円高のほうが高くなる?
- そうだね、海外の人から見ると円高の方が高くつく為、買われにくくなったり、買ってもらうためには販売価格をその分下げて売らなければならないから、どちらにせよそのような企業は大変なのだ。
長期的には円高?
- でも、なんだかどっちが良いのがわかんなくなってきたよ。これから先、日本はどっちに動いたほうがメリットなのかな?
- 日本は、歴史の教科書で習ったように、昔は製造業における輸出でも稼いでいたけど、いまは第三次産業(商業やサービス業)が中心で、日本のGDP(国内総生産)の内、第三次産業が年々発展しているのがわかるのだ。だから、輸入の影響を受けることのほうが多いのだ。
- 確かに図を見ると年々第三次産業が伸びているね。
- 有利に輸入すること(円高)の方が日本にとってはメリットがありそうなのだ~!
まとめ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資 方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された 意見や予測等は、今後 予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社外為どっと コム総合研究所ならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 Copyright©2019Gaitame.com Research Institute Ltd. All Rights Reserved. www.gaitamesk.com