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【見通し】NY株見通しー米5月生産者物価指数(PPI)とオラクル株の動向に注目

今晩は米PPIとオラクルに注目。10日のNY株式相場は大幅安となった。トランプ米大統領によるイランへの攻撃示唆で中東の地政学リスクが激化し、原油高や投資家心理の悪化を招いた。さらにスペースXの大型IPOに向けた資金確保や、これまでの急上昇に対する利益確定から半導体などハイテク株への売りが加速。5月消費者物価指数(CPI)の総合指数が3年ぶりに4%を超えたことも重しとなった。ダウ平均は953.33ドル安(-1.87%)と5万ドルを割り込んで反落し、ナスダック総合指数も1.98%安と2日続落した。ハイテクからエネルギーなどへの資金シフトも見られた。

今晩は、米政権がイランへの攻撃を完了したとの発表を受けて株価指数先物が上昇しており、買い先行で始まる可能性がある。しかし、前日引け後に決算を発表したオラクルが巨額のAIインフラ投資に伴う資金調達計画を嫌気されて時間外で2桁安と急落しており、ハイテク株全体の重しとなるか注視が必要である。経済指標では、朝方に5月の生産者物価指数(PPI)と週間の新規失業保険申請件数が発表される。PPIは総合・コアともに前月の上昇率から減速する見込みであり、インフレ懸念の和らぎにつながるかが焦点となる。中東情勢への警戒感がくすぶるなか、ハイテク株の底堅さを見極める展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、5月生産者物価指数(PPI)、米30年債入札など。企業決算は引け後にレナー、アドビが発表予定。(執筆:6月11日、14:00)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ