本日NYタイムのドル円は、現状の金融政策の維持が予想されている米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を確認した後、5月15日に任期満了を迎えるパウエルFRB議長の記者会見に注目する展開となる。
FOMC声明がタカ派的な見解となり、ドル円が160円台に乗せてきた場合は、2024年4月29日のような本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性には警戒しておきたい。
片山財務相は、為替市場について、「日本の当局者は米国側と24時間態勢で緊密に連絡を取り合っている。過去の為替介入は効果があり、当局は再び行動を取り得る」と述べていた。
米連邦地検のピロ検事正がFRBを巡る刑事捜査を打ち切る決定を下したことで、本日上院銀行委員会で予定されているウォーシュ次期FRB議長の承認採決が、共和党13対民主党11で承認される見込みとなっている。
また、パウエルFRB議長は、次期議長の承認が遅れた場合は、任期満了以降もFRB議長職に留まる意向を示していたものの、ウォーシュ次期FRB議長が銀行委員会で承認され、上院でも承認される可能性が高まったことで、予定通りに退任することになる。
しかし、パウエルFRB議長のFRB理事としての任期は2028年1月13日となっており、FRB本部改修費の超過に関連する司法省の捜査が、透明性と最終的な決着をもって完了するまでFRBに留まる意向も示していた。本日の記者会見での見解に注目しておきたい。
また、本日は、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「トランプ大統領は月曜日のシチュエーションルームでの会合後、イランへの長期封鎖に備えるよう側近に指示し、爆撃再開とイランの現在の提案の受け入れの両方を拒否した」と報じており、関連ヘッドラインには警戒しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めど、3月30日高値160.46円
・想定レンジ下限
ドル円の下値めど、日足一目均衡表・転換線158.72円
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
