今晩は上値の重い展開か。昨日はダウ平均が115ドル高(+0.24%)と反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.36%高と、連日で取引時間中と終値の史上最高値を更新し、2009年以来となる12連騰を記録した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も4日続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の史上最高値を更新したほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が7営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新し、小型株指数のラッセル2000は約3カ月ぶりに終値の最高値を更新した。米・イラン和平交渉開始の重要な条件としてイランが要求するイスラエルによるレバノンへの攻撃停止について、トランプ米大統領がイスラエルとレバノンが10日間の停戦に合意したと述べたほか、米・イランの次回の対面協議が「おそらく、来週末になるかもしれない」と述べたことで米・イラン紛争の終結期待が高まった。週初来ではダウ平均が1.38%高、ナスダック総合が5.24%高とともに3週続伸ペースとなった。引け後の動きでは、決算が予想を上回ったものの、期待外れのガイダンスや共同創業者のヘイスティングス会長の6月退任を発表したネットフリックスが時間外で9%超下落した。
今晩は米・イラン紛争の終結期待が引き続き支援となることが期待されるものの、S&P500、ナスダック総合が連日で史上最高値を更新し、主要3指数がそろって3週続伸ペースとなったことや、ネットフリックスの下落が予想されること、週末を控えた持ち高調整などで上値の重い展開か。主要な経済指標の発表もなく、イラン情勢や原油相場を睨んだ神経質な展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントはないが、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁の講演などが予定されている。企業決算は寄り前にステート・ストリート、フィフス・サード・バンコープ、リージョンズ・ファイナンシャルなどが発表予定。(執筆:4月17日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
