本日のNY為替市場のドル円は、米国とイランとの停戦協議の行方を注視しながら、160円の攻防戦に警戒していく展開となる。
経済指標では、雇用統計調査対象週(3月12日)の失業保険継続受給者数(予想:185.1万人)や先週の新規失業保険申請件数(予想21.0万件)などに注目しておきたい。
ドル円のこれまでの高値は18日の159.90円や19日の159.87円までに留まっており、160円のノックアウト・オプションの防戦売りや160円という心理的な節目を意識した本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入への警戒感がドル買い圧力を抑制してきた。
本邦輸入企業による160円ノックアウト・オプションは、160円を上抜けた場合、150円台でのドル買い権利が消滅するものであり、ドル円の上昇に拍車をかけることになる。
高市政権は、ガソリン価格を抑制するために、原油備蓄の放出という、いわば原油の売り介入を行っているが、円安が進行すれば、ドル建ての原油価格高騰を抑えられないため、円買い介入を行わなければ、片手落ちになりかねないと思われる。
トランプ米政権のイラン戦争に関する期限は、当初の48時間から5日間延長され、さらに1カ月延長や交戦終結日が4月9日に設定、などとの報道が飛び交っている。
一方のイラン側も、いろいろな停戦条件が提示されており、今後も関連ヘッドラインに一喜一憂していく展開が予想される。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、159.90円(3/18高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、158.71円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
