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【見通し】株式明日の戦略-後場失速も連日の大幅高、米CPIは日本株の戻りを後押しするか

11日の日経平均は大幅続伸。終値は776円高の55025円。まちまちの米国株を受けても寄り付きから600円を超える上昇と強く始まり、早々に上げ幅を4桁に拡大。ナスダックの上昇や決算を発表したオラクルの時間外の急伸に大型グロース株が好反応を示し、全体でも幅広い銘柄に買いが入った。1139円高で前場を終えると、後場のスタート直後には一段高となって上げ幅を1500円近くに広げた。

 一方、55700円台までで買いが一巡すると、13時以降は上値が重くなった。14時を過ぎた辺りからは失速の度合いが大きくなり、マイナス圏に沈む銘柄も増えて上げ幅を3桁に縮小。前場で作った貯金が大きく節目の55000円は上回ったものの、後場の安値圏で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で7兆2900億円。業種別では非鉄金属、その他製品、海運などが上昇した一方、銀行、保険、サービスなどが下落した。半導体用スパッタリングターゲットの生産能力強化に向けた増産投資を実施すると発表したJX金属が急伸。半面、証券会社が投資判断を引き下げたメルカリが大幅に下落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1030/値下がり509。米サンディスク株の大幅高を追い風に、キオクシアが9%を超える上昇。米コーニング株の大幅高を好感して、古河電工など電線株が急伸した。新作ゲームに対する期待が高まった任天堂が買いを集めており、傘下企業が開発に携わっているコーエーテクモにも買いが波及。日経新聞の記事を手がかりに、日本郵船が上場来高値を更新した。政府から最先端ディスプレー工場の運営を打診されているとの日経観測を受けて今週に入って動意づいているジャパンディスプレイが、一時ストップ高となるなど急騰。報道前は20円台で推移していたところから、100円の節目を上回った。

 一方、NECや富士通など、2月にAIの脅威から売られていた銘柄群が軟調。フリー、Sansan、マネーフォワード、ラクスなど、SaaS関連の多くが値幅を伴った下げとなった。月次が失望を誘ったMonotaROや丸千代山岡家が急落。後場に全体が失速する中で、三菱UFJやみずほFGなど銀行株が売りに押された。

 日経平均は続伸。後場は上げ幅を縮めたが、高値(55745円)は先週末6日の終値55620円を上回り、ローソク足では実体部分は短かったものの陽線を形成した。終値(55025円)では5日線(54580円、11日時点)を上回っており、同水準をサポートに戻り基調を継続できるかが目先の焦点となる

 本日の米国では、2月の消費者物価指数(CPI)が発表される。物価指標だけに、市場予想を上回った場合にはインフレへの警戒が強まってくる。ただ、17~18日にはFOMCが開催される。現状ではインフレが意識されたとしても、FRBが利上げに舵を切る、またはそれを示唆する可能性は低い。CPIが米国株の売り材料になった場合でも、FOMC近辺では修正が入るだろう。市場予想を下回る結果となれば、米金利上昇に対する警戒が和らぎ、ハイテク株に資金が向かうと思われる。このケースでは日本株にも好影響が及ぶ公算が大きい。足元では日本のハイテク株にも出直り機運がうかがえるだけに、米CPIが日本株の戻りを後押ししてくれる展開に期待したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ