17日の日経平均は4日続落。終値は239円安の56566円。
値上がり率上位では、ユニチカがストップ高となったほか、押し目買いでライフドリンクが大幅高。AIサーバー向けに積層セラミックコンデンサー(MLCC)の強い需要の見方から村田製作所や太陽誘電などが後場終盤に急騰したほか、CKDはレーティング引き上げが好感された。一方、値下がり率上位では、ペプチドリームが急落。今期最終黒字転換見込むもコンセンサス下回ったことが嫌気された。今期営業減益見通しの東洋炭素が急落。株主総会における買収防衛策の可決が報じたれたクスリのアオキが後場下げ幅を拡大した。公募・売り出しを実施の松屋HDが軟調だったほか、野村マイクロや東邦亜鉛などの下げも目立った。
今晩の連休明け米国株式市場の動向が注目される。きょうの日経平均は米国株の下落を警戒して下げ幅を拡大する場面があったが、波乱がなければ初動は強い買い戻しが予想される。AIの進化が既存の業務を脅かすとの警戒感から売り込まれた米ソフトウェア関連株などの反発基調が見られれば、日本株全体の上昇ムードを支える重要な要素になる。一方、米ハイテク株主体のナスダックはテクニカル面で正念場にある。昨年11月安値を起点とした上向きのトレンドラインをすでに下回った株価位置にあり、早々に下振れリスクも高い。
為替市場の変動も大きな材料となる。ドル円相場は円安方向への反発が一巡した後、再び1月後半の安値水準まで円高が進んだ。200日移動平均線が推移する1ドル=150円半ばに向けて円高がさらに進むようだと、株はリスク回避ムードが台頭する可能性が高い。
物色面では、高市政権の政策テーマに沿った銘柄への売買が引き続き中心となろう。また、決算発表後に修正される証券会社によるリポートが多数出てくることが予想され、相場環境の好転を背景にポジティブ視するリポートが増えそうだ。2月末の配当・優待権利取りを意識して、小売株の一角が物色されやすいタイミングに入る。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
