本日のロンドン為替市場では、ポンドは英雇用統計を、ユーロは独・欧ZEW景況感調査を確認して方向感を探る展開となるか。
経済イベントは、欧州序盤に英12月雇用統計が発表予定。前回は失業率が4.4%、失業保険申請件数は1.79万件であった。同時に発表される10-12月失業率(ILO方式)の市場予想は5.1%と、前月から横ばいの見通しとなっている。
5日に英中銀(BOE)は政策金利の据え置きを決定したが、5対4と僅差であった。また、議事要旨では「労働市場は引き続き緩和傾向にある」などの見方が示された。予想より弱い雇用状況が伝わるようだと、次回会合がある3月の利下げが意識されてポンド売り材料視されやすいと見る。
ただ、明日は1月消費者物価指数(CPI)、20日には2月製造業/サービス部門購買担当者景気指数(PMI)の発表が控えていることもあり、弱い結果であったとしても3月利下げを完全に織り込むには至らないかもしれない。
また、エプスタイン問題がスターマー政権に飛び火する中、関連報道には引き続き注意したい。英政権の不安定さが増す場面ではポンド売り圧力が強まることが予想される。
他方、独では2月ZEW景況感調査の発表が予定されている。市場予想は65.2と前月59.6からの上昇が見込まれている。通常はユーロを大きく動かす指標ではないものの、大幅改善となった前月に続いて良好な結果となれば、こう着感を強めるユーロが上昇するきっかけとなるかもしれない。同時刻に発表されるユーロ圏のZEW景況感調査と共に結果を確認しておきたい。そのほか、エスクリバ・スペイン中銀総裁やマクルーフ・アイルランド中銀総裁の発言機会も予定されている。
想定レンジ上限
・ユーロドル:10日高値1.1929ドル
・ポンドドル:11日高値1.3712ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル:6日安値1.1766ドル
・ポンドドル:6日安値1.3509ドル
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
