13日の日経平均は大幅続落。終値は697円安の56941円。米国株安を受けて、寄り付きから400円を超える下落。指数寄与度の大きいソフトバンクグループが決算を受けて大きく売られており、序盤は下値を模索した。下げ幅を900円超に広げて56600円台に入ったところで切り返し、10時以降はしばらく戻り基調が続いた。しかし後場に入ってソフトバンクグループが下げ足を強めてくると、改めての売りに押された。57000円を割り込んだところでは下値が拾われたものの、終値では57000円を下回った。
東証プライムの売買代金は概算で10兆7600億円。業種別では輸送用機器、医薬品、空運などが上昇した一方、鉱業、鉄鋼、サービスなどが下落した。上方修正、増配、1:5の株式分割などを発表したサンリオがが、場中は値が付かずストップ高比例配分。半面、通期の利益見通しを引き下げたライフドリンク カンパニーがストップ安となっており、後場の取引時間は値が付かなかった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり267/値下がり1305。アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど半導体株が逆行高。4Qの見通しが好感されたキオクシアが急伸した。営業赤字縮小見通しが好感された日産自動車が8%を超える上昇。アシックス、ユニ・チャーム、ヤマハ発動機など、決算期が12月で今期のアグレッシブな見通しを提示した銘柄に強い動きが見られた。
一方、ソフトバンクグループが8.9%安となり、日経平均を約342円押し下げた。ソフトウェア、SaaS関連への売りが続いて、NEC、Sansan、フリーなどが値幅を伴った下落。金・銀価格の下落を嫌気して、住友鉱山が売りに押された。INPEXやTHKが決算を受けて急落。下方修正を発表して前日ストップ安となった東洋エンジニアは、売りが止まらずストップ安比例配分となった。
2026年のIPO第1号としてスタンダードに新規上場したTOブックスは、公開価格割れからのスタートとなり、終値も初値を下回った。
日経平均は続落。ただ、米国動向からはハイテクを中心に大型株が総崩れとなる展開も想定されたが、場中の動きは比較的落ち着いていた。半導体株には買いが入っており、キオクシアは決算期待で買われていたところから一段高となっている。このところの株高の流れには全く乗れていなかったサンリオがきょうはストップ高となっており、出遅れ銘柄の反撃期待も高まる。きょうの終値は56941円で、ここから2000円下げても25日線(54019円、13日時点)を上回っているという状況。強気で臨む局面だ。
【来週の見通し】
堅調か。衆議院選挙の結果を受けて日経平均が一段高となったことから、日本株の先高期待が強い状態が続くと予想する。決算発表は週前半でほぼ出そろうため、個別の材料は少なくなってくる。それでも、証券会社のリポートや政策に絡むニュースなどを材料に、個別物色は引き続き活況となる公算が大きい。米国は月曜が休場だが火曜以降は指標の発表が多く、これまでと比べると米国動向に振らされやすくなるかもしれない。ただ、日本株は足元の基調が強いだけに、好材料により強い反応を示すことで、利益確定売りをこなしながら水準を切り上げると予想する。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
