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【見通し】ロンドン為替見通し=英首相訪中へ、欧州各国の脱米国化でドル軟調地合い継続か

本日の欧州時間で欧州通貨は引き続き買い場探しとなりそうだ。ユーロドルが昨日は東京時間につけた安値から200Pipsを超えて上昇したことで、多少の調整売りも入りやすい。ただ、トランプ政権とドルの信認低下に歯止めがかからないことで、引き続きドル売り(=欧州通貨買い)が継続すると思われる。

 なお、経済指標はGfk調査の2月独消費者信頼感指数が発表されるが、欧州中央銀行(ECB)関係者が「金利をいずれの方向に動かすことについても、妥当な根拠はない」と言うような状況下なこともあり、欧州の経済指標で相場が動意づくことは難しいだろう。

 ミネソタ州で移民税関捜査局(ICE)による一般人の2件目の殺害により、ICEや国土安全保障省(DHS)への批判が高まり、米国の政府機関の一部閉鎖が現実味を帯びている。民主党はDHSへの予算が削減されない限り、予算案には賛成票を投じないと警告している。閉鎖は土曜日東部標準時午前0時1分から始まり、DHSの予算を削減するには下院による再承認が必要なことで、当面は政府機関の閉鎖が続き、米国売り=ドル売りを促すだろう。

 また、昨日欧州連合(EU)とインドの間で自由貿易協定(FTA)を締結したように、これまで米国との同盟関係を保っていた国々が、脱米国化を図っていることもドル売り要因になる。

 今月中旬にカナダのカーニー首相が訪中したこともあり、中国はカナダ産キャノーラ油の関税を引き下げ、キャノーラ油を大量に確保したことが伝わっている。そして、本日から英国のスターマー首相が50を超える英国企業・機関の代表団を率いて訪中する。トランプ大統領は「カナダが中国と取引すれば100%関税」と圧力をかけた。何かにつけて更なる脅しを繰り返すトランプ政権とは表向きでは友好関係を保っている節を見せているが、同盟国の脱米国化が進み米国の孤立がドル安を招くことになりそうだ。
 
 なお、月末が近づくなかで、今週はすでにロンドンフィキシングで市場が動意づいていることもあり、本日もフィキシングでの値動きには注意したい。また、欧州引け後に米連邦公開市場委員(FOMC)の結果公表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見なども予定されている。

・想定レンジ上限
 ユーロドル:昨日高値1.2081ドル。その上は2021年6月16日高値1.2135ドル。
 ポンドドル:昨日高値1.3868ドル。その上は2021年9月14日高値1.3913ドル。

・想定レンジ下限
 ユーロドル:昨日のトランプ大統領のドル安容認発言前の水準1.1975ドル近辺。その下は1月26日高値1.1907ドル。
 ポンドドル:昨日ロンドンフィキシング時に下げた水準1.3749ドル。その下は1月26日高値1.3713ドル。


(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ