本日のNY市場は、キング牧師誕生日の祝日で休場となる。手掛かりが乏しく、ドル円は動意に欠ける動きになる可能性はあるが、衆院解散・総選挙関連のヘッドラインやトランプ米大統領の発言などでドル円は神経質な動きになる可能性もあり、突発的なニュースには注意が必要である。
高市首相は1月23日に衆院を解散、27日に公示し2月8日に投開票を行うと表明した。内閣総理大臣として進退をかけるとし、間接的に国民に首相を選んでいただくと述べ、自身への支持率の高さを背景に衆院解散に踏み切ったことがうかがえる。また、これまでの財政政策を大きく転換し、行き過ぎた緊縮志向の流れを終わらせると表明し、消費減税などにも言及したが、「大義なき解散」との印象が強い。支持率が高く、自民党の勝利を予想する見方が少なくなく、高市政権の財政拡張を背景とした円安圧力は続きそうだ。ただ、高市首相への高い支持率が選挙の勝利につながるかは不透明で、中道改革連合の誕生なども選挙の結果に影響を与える可能性は否定できず、これからは選挙相場になりそうだ。
トランプ米大統領は年明け早々にベネズエラを攻撃したほか、最近ではデンマーク自治領のグリーンランドに対し米国による「領有」を主張している。先週末にトランプ米大統領は米国のグリーンランド領有に反対する欧州8カ国の輸入品に10%の追加関税を掛ける方針を表明した。この関税脅迫に対し欧州側は主権に関わる問題として譲らぬ構えを示し、対抗措置を検討するとしている。トランプ氏の関税脅迫への初期反応は欧州通貨売りだったが、徐々にドルの上値が重くなっている。トランプ米大統領の暴走がエスカレートする中、国内では同氏の支持率が低下し、国外では米国の信認が低下しており、ドル離れの動きも警戒される。
・想定レンジ上限
ドル円、16日高値158.70円や14日高値(同2024年7月12日高値)159.45円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円、本日これまでの安値157.43円や9日安値156.78円が下値めど。
(金)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
