6日の日経平均は大幅続伸。終値は685円高の52518円。米国株高を好感して、寄り付きから300円を超える上昇。開始直後には上げ幅を600円超に広げた。52400円台に乗せて史上最高値(52411.34円、2025/10/31)を上回ったところで買いが一巡していったん失速。しかし、52000円は割り込むことなく盛り返した。後場はしばらくじり高基調が続き、14時台には52500円台に到達。その後は動意が乏しくなったものの高値圏で取引を終え、史上最高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で6兆2000億円。業種別では石油・石炭、証券・商品先物、不動産などが大幅上昇。下落は医薬品と電気・ガスの2業種のみで、鉄鋼が小幅な上昇にとどまった。証券会社が投資判断を引き上げたウシオ電機が急騰。半面、証券会社が投資判断を引き下げたクスリのアオキホールディングスが大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1349/値下がり223。東電HDが連日の大幅上昇。川崎重工やIHIなど防衛関連も連日で強い動きを見せた。米国で石油株や金融株が買われた流れを受けて、INPEX、ENEOS、みずほFG、りそなHDなどが人気化。決算が好感された中古車大手のネクステージが急騰し、同業のIDOMも連れ高した。連日の株高を受けて野村HDや大和証券Gなど証券株に資金が向かった。
一方、ネガティブな材料があった中部電力が9%を超える下落。リスクオンの地合いの中でディフェンシブ系の銘柄は嫌われており、中外製薬や塩野義製薬など薬品株が弱かった。住友電工や古河電工など電線株の一角が軟調。月次が失望を誘ったワークマンが大幅に下落した。直近で騰勢を強めていたパワーエックスが、きょうも強く買われる場面はあったものの、終盤に崩れてマイナス圏に沈んだ。
日経平均はきのう大発会に4桁の上昇となり、きょうは史上最高値を更新した。きのうはグロース株、きょうはバリュー株が強く、タイプの違う銘柄が買われたことで、日本株の売りづらさが強く意識されている。2営業日で2000円超上昇しており短期的には過熱感はあるものの、この先、下げたとしても初押しとなる。ネガティブな材料が出てきても、どこかのジャンルには資金が向かうであろうから、良好な地合いは継続する公算が大きい。本日、史上最高値は更新したが、高値は52523円までで昨年11月4日につけた取引時間中の高値52636円はまだ上回っていない。ノンストップで過去の水準を超えて次の節目の53000円を目指す展開に期待したい。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
