大発会1月5日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は1493円高の51832円。寄り付きから600円を超える上昇となり、節目の51000円を上回った。年明けの米国市場でサンディスクやマイクロンが急騰したことを受けて、半導体株に強い買いが入った。加えて、米国によるベネズエラ攻撃などを材料に防衛関連株が急伸。主力大型株が上昇を先導し、次第にリスクオンの様相が強まった。早い時間に上げ幅を4桁に広げると、1400円を超える上昇で前場を終了。後場も買いの勢いは緩まず、上を試す流れが続いた。終盤には上げ幅を1600円超に広げて52000円台に到達。終値では52000円を下回ったものの、高値圏で終了した。TOPIXが終値(3477.52p)で昨年12月15日の3431.47pを上回り、史上最高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で5兆7800億円。業種別では非鉄金属、機械、電気機器などが大幅上昇。下落は鉱業と不動産の2業種のみで、小売が小幅な上昇にとどまった。日経電子版の報道から今後10年で巨額の投資が実施されるとの見方が強まった東京電力ホールディングスが急伸。半面、増し担保規制が入ったテクノホライゾンが大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり994/値下がり564。アドバンテスト、東京エレクトロン、レーザーテック、キオクシアなど半導体株が軒並み大幅高。フジクラ、住友電工、ソフトバンクGなども強く、AI関連の動きの良さが目立った。地政学リスクの高まりを受けて、三菱重工、川崎重工、IHIの防衛大手3社が買いを集めた。三井金属や住友鉱山など非鉄の一角が大幅高。新興銘柄ではパワーエックスが大商いとなってストップ高まで買い進まれた。
一方、外需優位の地合いの中、ニトリHD、パルGHD、ABCマートなど、小売株には下落銘柄が結構あった。国内長期金利が上昇したことで、住友不動産や住友林業など不動産・住宅関連の一角が軟調。養命酒がリリースを材料に一時ストップ安となるなど急落した。
日経平均は4桁の上昇。高く始まって上げ幅を広げており、ロケットスタートを決めた。2025年の躍進銘柄が強く買われており、ブル相場がまだ終わっていないとの期待が高まった。ここまでの強い動きが見られれば、反動安に見舞われたとしても押し目買いは入りやすい。反動が小さかったり一段高となるようであれば、そのことが新たな買いを呼び込む展開も期待できる。TOPIXは大発会から最高値を更新してきた。日経平均の最高値(終値ベース)は昨年10月31日につけた52411.34円。きょうは取引時間中に52000円を上回る場面があっただけに、TOPIXに追随して最高値を更新できるかが注目される。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
