本日は2025年の最終取引日であり、米債市場は短縮取引となる。明日は主要市場がすべて休場となる。NY市場では流動性の低下を気にしつつ、米経済指標を確認する展開が予想される。
経済イベントでは、NY序盤に新規失業保険申請件数が発表予定。市場予想は22.0万件と前回21.4万件より増加見込みとなっている。昨日は流動性の低下が懸念されるなか、予想より強い結果となった米経済指標を手掛かりにドル円が上昇する場面が見られた。本日も予想からかい離した場合は通常よりも値幅を伴った動きとなることも考えらえる。その際は合わせて米長期金利の動向も見ておきたい。なお、主だった要人発言は予定されていない。
また、本日は四半期末・年末ということで、ロンドンフィキシング(日本時間25時)に向けて急に動き出す可能性には備えておきたい。
そのほか、幾度となく和平への期待が高まっては立ち消えとなっているウクライナ情勢や、足元で荒い値動きとなっている金などの商品市況にも気を配っておきたい。
想定レンジ上限
・ドル円は、23日高値157.08円
・ユーロドルは、30日高値1.1780ドル
想定レンジ下限
・ドル円は、21日移動平均線155.97円
・ユーロドルは、日足・一目均衡表の基準線1.1678ドル
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
