東京市場は一進一退か。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックは上昇した。ダウ平均は302ドル安の48114ドルで取引を終えた。雇用統計が強弱入り交じる内容で利下げ継続に対する期待が高まらず、全体としてはさえない動きとなった。ただ、直近で売られていたハイテク株には見直し買いが入っており、ナスダックは終盤にかけてプラス圏に浮上した。ドル円は足元154円70銭近辺で推移している。CME225先物は大阪日中比と比べて円建てが225円高の49685円、ドル建てが365円高の49825円で取引を終えた。
雇用統計を受けた米3指数の方向がそろわなかったことから、日本株は動きづらい展開を予想する。ナスダックの上昇がハイテク株には追い風となり、気持ち強めに始まることにはなりそう。ただ、本日の米国ではマイクロン・テクノロジーが決算を発表予定。先週、オラクルやブロードコムの決算が米ハイテク株の売り材料となっているだけに、これを確認するまでは腰の入った買いは入りづらい。きのうの日経平均が大幅安となっている分、ここからの下値は限られるとみるが、上値も重いだろう。日経平均の予想レンジは49200-49800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
