26日の日経平均は大幅続伸。終値は899円高の49559円。米国株高を好感して、寄り付きから300円を超える上昇。節目の49000円を上回り、高く始まった後も上げ幅を広げた。幅広い銘柄に買いが入った上に、前日急落したソフトバンクグループが強い反発を見せたことで、下値不安が大きく後退。前場は900円を超える上昇で終えた。11時近辺や後場のスタート直後には上げ幅を4桁に広げる場面もあった。4桁高となった後は買いが続かず、終盤にはやや上げ幅を縮めたものの、900円近い上昇で取引を終えた。前日大きく下落したグロース250指数が、2.60%高と日経平均(1.85%高)やTOPIX(1.96%高)を上回るパフォーマンスを見せた。
東証プライムの売買代金は概算で6兆1000億円。業種別では証券・商品先物、電気・ガス、銀行などが大幅上昇。下落は海運1業種のみで、鉄鋼や陸運が小幅な上昇にとどまった。上方修正や増配を発表したビーアンドピーが急伸。半面、公募・売り出しなどを発表したディア・ライフが大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1422/値下がり157。前日急落したソフトバンクGに見直し買いが入って5%を超える上昇。証券会社のリポートを材料に、野村HDや大和証券Gなど証券株が強い動きを見せた。メディア報道から泊原発3号機の再稼働期待が高まり、北海道電力が急伸。政府が核融合発電の研究開発を加速させるとの観測が伝わったことから関連銘柄が賑わい、助川電気工業がストップ高となった。
一方、米投資ファンドによる売却観測が伝わったキオクシアが、一時ストップ安となるなど急落。値幅が出る中、売買代金は全市場でトップとなった。このところ強い動きが続いていた三井海洋開発が商いを伴って大幅安。証券会社が投資判断を引き下げたイビデンが大きく売られた。全面高の地合いの中、日本郵船や商船三井など海運株の一角が逆行安となった。
日経平均は大幅続伸。きのうさえない動きとなった分を挽回するかのように、高く始まって上げ幅を広げた。米長期金利の低下や円安一服が逆風となる業種もあった中で全面高となったことは、下げ止まりへの期待を高める。きのうはソフトバンクGの大幅安に全体もおつきあいしたが、きょうのキオクシアの急落は個別要因と冷静に受け止められた。900円近い上昇に関しては意外高の感もあるだけに、あすしっかりとした動きが見られるかどうかが重要。きょうの上昇(終値は49559円)で5日線(49041円、26日時点)を超えてきただけに、これより上で推移できるかに注目しておきたい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
