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【見通し】ロンドン為替見通し=スロベニア中銀暫定総裁やピルMPC委員の講演に要注目か

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、ドレンツ・スロベニア中銀暫定総裁の講演で12月18日の欧州中央銀行(ECB)理事会での金融政策を見極めていく展開となる。
 ポンドドルはピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員の講演で、12月18日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)での金融政策を見極めていく展開となる。

 ドレンツ・スロベニア中銀暫定総裁は、ECBの金融政策に関しては「現在のところ適切な位置にある」と述べており、12月の欧州中央銀行(ECB)理事会での政策金利据え置きを主張している。

 しかしながら、先日の講演では「構造的な負のトレンドが長期的な成長を抑制し、経済がさまざまなマクロ経済ショックに対し、脆弱になる傾向を強めている。こうしたショックは以前よりも頻発し、その影響も大きくなっている」との懸念を表明していた。
 そして、こうした状況が金融政策に「二重の課題」をもたらしているとして、「一方では長期的な構造トレンドが政策の効果を制限し、行動の余地を狭めている。他方では、さまざまなショックに対応するため、より頻繁な金融政策対応の必要性が高まっている」と指摘していた。
 本日の講演でも、ユーロ圏を巡る構造的な負のトレンドへの言及が予想される。

 タカ派のピルMPC委員は、先日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)で政策金利4.00%での据え置きを主張していた。また、先日の講演では、物価上昇圧力が持続するリスクが高まる中、金融政策委員会(MPC)は「2%目標に向けたインフレ抑制の継続を確実にするため、今後の金融緩和ペースをより慎重に進めるべきだ」とも主張しており、本日も同様のタカ派的な見解が予想される。

想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1691ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ユーロ円:180.51円(ピポット・レジスタンス2)
・ポンドドル:1.3241ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:205.32円(10/8高値)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1530ドル(11/7安値)
・ユーロ円:178.15円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.3085ドル(11/12安値)
・ポンド円:202.42円(日足一目均衡表・転換線)


(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ