東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は251ドル安の47085ドルで取引を終えた。パランティア・テクノロジーズが好決算を発表しても売られたことで、ハイテク株に対する高値警戒感が台頭。エヌビディアなど半導体株が大幅安となった。ナスダックは2%台の下落となっている。ドル円は足元153円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが310円安の51200円、ドル建てが245円安の51265円で取引を終えた。
米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。日本株はきのう先んじてアドバンテストやソフトバンクグループが大きく売られてはいるが、本日のナスダックの反応を見極めたい局面であるだけに、腰の入った買いは期待しづらい。米国で引け後に決算を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイセズが時間外で下落している点もハイテク株には逆風となる。10月が非常に強かった反動が出て、安く始まった後も下押し圧力の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは50800-51400円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
