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【見通し】NY為替見通し=FOMCがメインイベント カナダでは金融政策発表も

【※タイトルの表記を修正します。】

 本日のNY為替市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の注目材料である。今回は0.25%の利下げがほぼ織り込まれていることや、四半期に一度の金利見通し(ドットチャート)の発表がないことから、声明やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見に注目が集まりそうだ。

 今月に入り、パウエルFRB議長が「FRBは今後数カ月でバランスシート縮小を停止する可能性がある」と発言したことで、早ければ今回の会合で停止が決定されるとの見方も浮上している。もし停止となった場合、市場が「FRBの引き締め姿勢の後退」と捉えるようならば、ドル円に下押し圧力が掛かる可能性がある。

 また、パウエルFRB議長会見について、慎重な言い回しで言質を与えないことが予想されるものの、今後の経済や金利の見通しについて言及があれば材料視されそうだ。なお、市場では12月の0.25%利下げもほぼ織り込まれている状況となっている。声明や会見を通した株価や米長期金利の反応にも注意したい。

 他方、カナダ中銀(BOC)の金融政策発表がNY午前に予定されている。市場予想は0.25%の利下げとなっており、足もとでインフレ率は上昇しているものの、弱い景気に配慮して2会合連続で金利を引き下げるとみられている。ただ、一部では金利据え置きを予想する声もあり、金利据え置きとなった場合はカナダドル円を押し上げる展開もあり得る。

 前回9月の声明では「米関税引き上げと不確実性が継続する中、世界経済は底堅く推移していたものの、成長に減速の兆しが見られる」などが明らかとなった。トランプ米大統領は23日にカナダとの貿易交渉を打ち切ったほか、25日にはカナダ製品に10%の追加関税を課すと表明するなど、カナダ米国間の貿易摩擦が拡大している。今回の声明では今後の金利・経済見通し以外にも、関税コストがもたらす国内経済への影響についてのBOCの見解もまた、気になるところである。


想定レンジ上限
・ドル円は、27日高値153.26円
・カナダドル円は、1月7日高値110.47円。

想定レンジ下限
・ドル円は、日足・一目均衡表の転換線151.32円。
・カナダドル円は、21日移動平均線108.03円。


(川畑)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ