東京市場は一進一退か。米国株は下落。ダウ平均は243ドル安の46358ドルで取引を終えた。小高く始まったものの、早々にマイナス転換。政府閉鎖が長引く中、目先の利益を確定させる売りが優勢となった。ドル円は足元153円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが140円安の48660円、ドル建てが55円安の48745円で取引を終えた。
米国株が下げており、基本的に上値は重いだろう。ただ、エヌビディアは上昇しており、ナスダックは終盤に戻して横ばい程度で終えている。日経平均は足元の基調が非常に強く、米国株安をネガティブ視する動きは限られるとみる。きのう引け後に決算を発表したファーストリテイリングがADRでは上昇しており、前日のソフトバンクグループのように寄与度の大きい銘柄が指数を押し上げる展開も期待できる。三連休前で直近の上昇に対する利益確定売りは出てくるだろうが、米株動向や政局関連のニュース次第では連休明けのギャップアップスタートもあり得るだけに、下値では買いも入りやすい。米国株が下落した割には底堅く推移すると予想する。日経平均の予想レンジは48400-48800円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
