本日のニューヨーク為替市場では、米政府機関の一部閉鎖に対する過度な警戒感が後退する中、米サービス業の景況感や金融当局者の発言を見極めながらの取引か。
米国では、医療費の財源を巡る与野党対立から「つなぎ予算」が可決せず、1日から一部政府機関が閉鎖に追い込まれている。これを受けて、本日予定されていた9月雇用統計の発表は延期となった。ただし過去を振り返ると、政府閉鎖の時期でも株式市場は底堅いことが多く、実体経済への持続的な打撃も小さかった。そのため、相場全般のリスクセンチメントは良好だ。
本日は、改定値だが9月米サービス部門や総合の購買担当者景気指数(PMI)が株式市場のオープン後に発表される。速報値からの上下振れに注意し、その後の9月米ISM非製造業指数を確かめたい。市場予想は51.7と前回から若干の下振れだが、見込み通りであれば、ポイントとされる50は4カ月連続で上回ることになる。
もう一つISM非製造業では、総合指数に加え、前回46.5と弱かった雇用指数にも注目したい。本来であれば今週のメインイベントは9月雇用統計だったが、延期されてしまったため、他の雇用関連データに市場は敏感に反応するのではないか。労働市場回復の遅れが目立つようだと、金利先安観が強まりドルが伸び悩む展開もありそうだ。
ほかニューヨーク午後に入り、ローガン米ダラス連銀総裁とジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演予定。雇用統計だけでなく、消費者物価指数(CPI)も発表延期の可能性が出てきた中、相場を刺激するような発言は出てこないかもしれない。
想定レンジ上限
・ドル円、200日移動平均線の148.24円
想定レンジ下限
・ドル円、日足一目均衡表・雲の下限と90日移動平均線が位置する146.80円
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
