東京市場はしっかりか。米国株は上昇。ダウ平均は196ドル高の45711ドルで取引を終えた。米労働省統計局が雇用統計の年次改定で、2025年3月まで1年間の雇用者数を大幅に下方修正。景気減速への警戒から序盤には下げる場面もあったが、利下げに対する期待が一段と高まったことで、中盤以降は堅調に推移した。ドル円は足元147円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建て・ドル建てともに65円安の43495円で取引を終えた。
米国株は小幅な上昇ではあったが3指数がそろって史上最高値を更新しており、日本株にもプラスの影響が及ぶと予想する。ただ、きのうの日経平均は一時44000円を上回りながら3桁の下落で終えており、高くなれば目先の利益を確定させる売りは出やすい。週後半にかけては米国の物価指標の発表やECB理事会が控えており、これらを見極めたい状況下では商いの低調が予想される。米国株高を受けて売り急ぎが抑制される分、プラス圏で推移する時間が長くなるとみるが、上値は重いだろう。日経平均の予想レンジは43350-43650円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
