8日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は625円高の43643円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1258/値下がり289。自民党総裁選では防衛力の強化がテーマになるとの見方から、IHIや三菱重工が大幅上昇。主力どころでは任天堂や東電HDの動きも良かった。弱めの雇用統計を受けて米長期金利が大きく低下したことを手がかりに、三井不動産や三菱地所など不動産株が軒並み高。証券会社が投資判断を引き上げたJX金属やマツダが急伸した。
一方、キーエンスやディスコなど超値がさ株の一角が軟調。サンリオ、良品計画、リクルートなど成長期待の高い銘柄に逆行安となるものが散見された。1Qが営業赤字となった日本ハウスが大幅安。今期の見通しが失望を誘ったエイチームが急落した。
日経平均は大幅高。高く始まって場中に上げ幅を広げており、非常に強い動きであった。石破首相の自民党総裁辞任はサプライズというほどではなかったと思われるが、株価の反応が良かったことから、今後も政局絡みのニュースでは買いが入りやすくなるだろう。本日の上昇で今年の高値圏まで水準を切り上げているだけに、反動で大きく下げたとしても健全な調整の一環と受け止められる。米8月雇用統計が弱かったことで9月FOMCでの利下げはほぼ確実とみられており、総裁選モードに突入することで日銀が利上げに踏み切るハードルは高くなった。流れが一段と良くなってきただけに、日経平均もTOPIXにキャッチアップして今年8月18日の終値43714.31円を上回り、史上最高値を更新する展開に期待したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
