本日のNY為替市場のドル円は、NY市場がレーバーデー休場のため動きづらい展開が予想される。
ドル円の上値を抑える要因としては、トランプ米大統領によるクックFRB理事解任に対する提訴やトランプ関税に対する違憲判決への警戒感やレーバーデー明けに予定されているベッセント米財務長官による次期FRB議長の人選などが挙げられる。
ドル円の下値を支える材料としては、石破首相の進退を巡る不透明感が挙げられる。新たな内閣が誕生した場合、財政出動策などで、債券売り、円売り、そして日本株買いが警戒されている。
石破首相の進退に直結する自民党総裁選挙の前倒しについて、石破内閣の中からも10人を上回る議員が求めている、と報じられいる。 自民党は明日2日に、参議院選挙の総括をとりまとめたうえで、総裁選を行うかどうかを決定するとのこと。
ジャクソンホール会合では、パウエルFRB議長が2つの責務の内、「物価の安定」から「雇用の最大化」に軸足を移して、9月FOMCでの利下げの可能性に言及していた。
今週は、8月のADP全国雇用者数、雇用統計、ISM製造業・非製造業「雇用」指数、チャレンジャー人員削減予定数などの発表があることで、最新の米国の雇用情勢を見極めていくことになる。
8月のADP全国雇用者数の予想は前月比+6.5万人、非農業部門雇用者数は前月比+7.0万人と低調な数字が見込まれている。
さらに、来週9日には、年次ベンチマークの改定が予定されているが、昨年8月21日の年次ベンチマークの改定は81.8万人の下方修正だったことで、警戒されている。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、147.68円(日足一目均衡表・転換線)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、145.65円(日足一目均衡表・雲の下限)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
