東京市場は一進一退か。米国株は下落。ダウ平均は61ドル安の44111ドルで取引を終えた。小高く始まったが、買いが続かず失速。市場予想を下回る7月ISM非製造業PMIを受けて景気減速への警戒が高まったほか、トランプ大統領が米国に輸入される半導体や医薬品に新たな関税を課す方針を示したことなどが嫌気された。ドル円は足元147円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが120円安の40530円、ドル建てが80円安の40570円で取引を終えた。
米国株は下落したが、ダウ平均は0.1%安と小幅な下げにとどまっており、リスクオフムードが強まるような動きではなかった。ドル円が円安に振れており、日本株へのネガティブな影響は限定的と予想する。外部環境をほぼニュートラルと捉えて、決算を材料に個別重視の様相が強まるだろう。場中は上でも下でも値幅が出れば修正が入り、方向感が定まらないと予想する。日経平均の予想レンジは40400-40700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
