東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は330ドル安の44130ドルで取引を終えた。マイクロソフトやメタが決算を受けて大きく上昇したことから買いが先行したものの、上値が重く失速する展開。経済の強さを示す指標がいくつか確認されて早期の利下げに対する期待が一段と後退したほか、ヘルスケア株や半導体株の下落が重荷となった。ドル円は円安が進行しており、足元150円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが435円安の40765円、ドル建てが405円安の40795円で取引を終えた。
日本株はマイクロソフトとメタの時間外の大幅高から米国株の上昇を見込んできのう大きく買われているだけに、米国株の下落に強い売り反応を示すことになるだろう。きのう引け後に東京エレクトロンが通期の業績と配当の見通しを下方修正しており、ADRでは急落している。米国でも半導体株が弱かっただけに、国内半導体株には厳しい展開が想定される。円安は一定程度日本株を下支えするとみるが、本日発表される米7月雇用統計が米国マーケットをかく乱する可能性もあるだけに、場中は下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは40600-40900円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
