東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は64ドル安の44837ドルで取引を終えた。プラス圏で推移する場面もあったが、FOMCを前に上値の重い展開。半導体株の一角が強く、ナスダックは相対的に良好なパフォーマンスとなった。ドル円は足元148円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが115円安の40795円、ドル建てが65円安の40845円で取引を終えた。
米3指数の方向がそろっておらず、日本株は動きづらい展開を予想する。米国動向からは半導体株の奮起に期待したいところだが、本日は引け後にアドバンテストが決算発表を予定している。きのう28日はアドバンテストの大幅安が全体にもネガティブな影響を及ぼしているだけに、半導体株に買いが入るとしても恐る恐るとなりやすい。FOMCや日銀金融政策決定会合など中央銀行イベントも先に控える中、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは40700-41150円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
