本日のNY為替市場のドル円は、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)と本日の日銀金融政策決定会合での政策金利据え置きを受けて、160円の攻防が予想される。
1月23日にドル円が日米債券市場の下落を受けて159円台まで上昇した局面では、ベッセント米財務長官主導での日米協調の「レートチェック」、ドル高・円安の抑制が行われた。
今回の159円台は、中東有事と原油価格高騰を受けたドル買い・円売りによるものであり、本邦通貨当局からは円安牽制発言が聞かれるものの、ベッセント米財務長官からは、ドル高を牽制する声は聞こえてこない。
片山財務相は、円相場が対ドルで160円に接近していることに関し、「いかなる時にも万全な対応を取る」とした上で、「しっかり構える。非常な緊張感をもってみている」と述べ、市場をけん制した。その上で、「大きな変動が今来ているし、それがさらに生じやすい状況と認識している」とも述べている。
160円のオーダー状況は、大口のドル売りオーダー、上抜けるとストップロス、さらにオプション、ノックアウト・オプションなどの防戦売りが控えており、攻防戦が予想されている。
本日開催される日米首脳会談での話題は、イラン戦争や米国への投資案件だと思われるが、ドル高・円安への言及には警戒しておきたい。
また、本日発表される新規失業保険申請件数〔予想21.5万件〕は、3月の雇用統計の調査対象週(3/12)の数字であるため、米国の雇用市場が2月からの悪化傾向のままなのか否か、見極めることになる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、160.77円(ピボット・レジスタンス2)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、158.59円(日足一目均衡表・転換線)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
