
東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落して、ナスダックが上昇した。ダウ平均は106ドル安の42982ドルで取引を終えた。小高く始まったものの、寄り付きが高値となって早々にマイナス圏に沈むと、以降は軟調に推移した。エヌビディアなど半導体株の一角が強く、ナスダックは伸び悩んだもののプラスで終えた。ドル円は足元145円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが5円安の38925円、ドル建てが100円高の39030円で取引を終えた。引け後に決算を発表したマイクロン・テクノロジーは時間外では小動きとなっている。
米3指数の方向がそろっておらず、動きづらい展開を予想する。エヌビディアが4%超上昇しており、半導体株には買われる要素があるが、ダウ平均やS&P500の下落を嫌気して売られる銘柄も多くなると思われる。日経平均は節目の39000円を上回る場面があるかもしれないが、乗せれば到達感も出やすいだけに、これより上は重いとみる。値幅が出れば修正が入り、前日終値近辺で方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは38850-39100円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ