
イランとイスラエルの停戦合意に関しては、日本株はきのう先んじて消化している。CME225先物は横ばい圏からのスタートを示唆しており、米国株高は織り込み済みと捉えるべきだろう。強めに始まらないのであれば、きのうの日経平均は39000円手前で頭打ちとなっているだけに、上値は追いづらい。米金利低下でドル円がやや円高(ドル安)に振れていることも重荷となる。一方、好材料を先取りしたにすぎないだけに、売り急ぎは抑制される公算が大きい。地政学リスクが完全に払しょくされたかどうかについて、本日の米国株を見極めたい状況でもあり、前日終値近辺で様子見姿勢の強い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38600-38950円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ