【日経平均】39,000円台に乗せて終えれば一段の上昇へ。37,400円以下で終えた場合は下値リスクが点灯。
直近の日足は小陰線で終え小幅続落しています。下げエネルギーの強いものではなく、また、38,000円台前半の下値抵抗も守って終えており、反発に転ずる可能性を残していますが、38,800～38,850円にあった強い上値抵抗をクリアし切れずに反落しており、これをしっかり上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難いでしょう。一方週足を見ると、（下図参照）実体の小さい陽線引けとなり、反発に転じて越週しましたが、この陽線が昨年7月に付けた高値42,426円と1月の戻り高値40,279円を結ぶレジスタンスラインにぶつかって押し戻されており、この反動で上値余地が限られ易い状態にあります。この週足のレジスタンスラインは今週38,850～38,900円に位置しており、これをしっかり上抜けて越週するまでは上値余地が限られる展開が予想されます。一方で、下値を切り上げる流れを維持しており、37,400～37,500円の抵抗を下抜けて越週しない限り、下値余地も限られ易い状態です。上値抵抗は38,450～38,500円、38,600～38,650円、38,850～38,900円、39,100～39,200円にありますが、全て上抜けて終えた場合は、下値リスクが後退して一段の上昇に繋がり易くなります。下値抵抗は38,000～38,100円、37,800～37,850円、37,600～37,650円、37,400～37,450円にあります。全て下抜けて終えた場合は下落リスクが点灯します。アメリカのイラン攻撃の影響を受けて本日の東京市場では先週末から大きく下寄りのスタートとなりそうですが、11週連続買い越しの海外勢の利食いの動きが強まる可能性や、ホルムズ海峡の封鎖による企業収益への影響が懸念されます。
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