
ただ、同協議の結果を見極めたいとして次第に様子見気分が広がり、相場が伸び悩む展開があり得る。ハンセン指数は心理的節目の24000ポイントが上値のめどとして意識されそうだ。なお、9日付で美的集団(00300)と中通快逓(02057)がハンセン指数構成銘柄に追加された。中国の国家統計局がきょう発表する5月の貿易統計と物価統計も注目される。
6日のNY株式相場はダウ平均が3日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合も反発した。同日にトランプ米大統領がロンドンでの米中貿易協議を発表したことが好感されたほか、5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となり景気減速懸念が和らいだ。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、新エネルギー車大手のBYD(01211)が香港終値を上回った半面、スポーツ用品大手の安踏体育用品(02020)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ