
今晩の取引では貿易問題での米中の緊張緩和や、インフレ低下を受けた米10年債利回りの低下を背景に引き続き底堅い展開が期待されるが、ダウ平均が週初から1073.37ドル高(+2.60%)、S&P500が4.54%高、ナスダック総合が6.60%高とそろって大幅に上昇したことで、週末を控えた持ち高調整の動きが上値の圧迫要因となりそうだ。経済指標では4月住宅着工件数、5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が発表され、足もとの景気動向が注目されるほか、インフレ見通しを巡ってはミシガン大が併せて発表する1年先・5年先期待インフレ率速報値にも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは4月建設許可件数、4月住宅着工件数、4月輸入物価、5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月16日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ