
今晩の取引では米中貿易戦争の緩和期待が引き続き相場の支援となることが期待される中、トランプ米大統領がパウエルFRB議長を解任するつもりはないとしたことで、中央銀行の独立性が損なわれることへの警戒感が和らぐことも相場の追い風となりそうだ。投資家の不安心理を示すVIX指数は30ポイント台と未だ警戒水域にあるものの、移動平均線かい離率など売られ過ぎを示すテクニカル指標も多く、もう一段の戻りが期待される。
今晩の米経済指標は4月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、3月新築住宅販売件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。企業決算は寄り前にボーイング、AT&T、フィリップモリス、引け後にIBM、ラム・リサーチなどが発表予定。(執筆:4月23日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ