
配当落ち分が300円程度あり、3月SQ以降発生していたCME225先物とのかい離は、理論上は本日解消されることになる。その影響は割り引く必要があるが、米国株が弱かっただけに、全体的に買い手控えムードが強まるだろう。米国では自動車株のほか、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなど半導体株も弱かった。日本株はきのう先んじて自動車関税を理由に下げている分、実質的には小幅安にとどまるとみるが、円安でも自動車株は買いづらく、半導体株も引き続き嫌われそうで、上値の重い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37250円-37650円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ